DOTMOV FESTIVAL 2005は、未知なる才能を持ったクリエイター発掘と作品紹介の機会の創出を目的に、開催されるデジタル・フィルム・フェスティバル。世界中から作品募集を受け付け、寄せられた作品は、オンラインマガジン「SHIFT」のプロデュースするカフェ「SOSO」を会場に、2005年11月1日〜30日の1ケ月間に渡り上映されます。
今年集まった作品総数は、世界28カ国から364作品。中からゲスト審査員により優秀24作品を選出。選出されたすべての作品動画をウェブでも公開(公開終了)。また期間中は、関連オーディオ&ビジュアルイベントも多数開催します。
さらに、11月にEUでリリースする、パリで活動する日本人映像アーチスト、河村勇樹のDVD作品集「SLIDE」を、また日本と欧州の映像の交流企画を進める「openART」プロジェクトの1000を超える作品のライブラリーより、厳選作品を特別上映します。
さらに、本年度は特別展示作品として、ヨーロッパで活躍する大石暁規のインタラクティブ・アニメーション「MICRO PLANTATION」を実際にプレイ体験できるよう展示します。





RELATED EVENT SCHEDULE 関連イベントスケジュール

11.3 ROCKNIGHT THE MOVIE
ソーソーカフェでは金曜の夜に不定期に開催している、「ロックナイト」の映像バージョン。ロック音楽映像などをDJがミックスするように上映、楽しむ気軽なイベントです。音楽DVDの持ち込みも大歓迎。
出演:新矢千里、コタケヒロシ、椋、小池晋、岩ちゃん
日時:2005年11月3日(木・祝) 18:00〜22:00
料金:当日1000円/1ドリンク付
主催:KINPRO +

11.5 MOGRA REPRESENTATION
ソーソーカフェのレジテントDVDJ、MOGRAによる、オーディオ&ビジュアルプレゼンテーション。お得意のDVDJパフォーマンスはもちろん、こんなものまで見せちゃうの、といった秘蔵映像作品なども紹介していきます。
出演:MOGRA他
日時:2005年11月5日(土) 20:00〜24:00
料金:当日1000円/1ドリンク付
主催:ソーソーカフェ

11.18 CAFETRONIK CODE.006
ソーソーカフェで毎月第3金曜日に開催している、ノードフォームによるエレクトロニックミュージックと映像をフィーチャーしたイベント。今回は、京都/東京の老舗電子音楽レーベル「涼音堂茶舗」からアーチストを招聘。
出演:PsysEx(12k/daisyworld/ryoondo-tea/shrine)
   星憲一朗 (SNOWEFFECT)、Firo、Nordform
日時:2005年11月18日(金) 20:00〜25:00
料金:前売・当日2000円/1ドリンク付(前売のみCD付)
   ※着物和装の方は半額で入場になれます
主催:ノードフォーム
11.19 SCRATCH BUILD
様々なジャンルの音楽を解体し、新しい音楽フォーマットへと再構築し表現する実験的イベント。サンプラー、DVJ、電子音楽機材を用いて行うアブストラクト・ビートによるパフォーマンス。
出演:近藤寛史 a.k.a Second To None Works
日時:2005年11月19日(土) 20:00〜25:00
料金:前売1000円、当日1500円/共に1ドリンク付
主催:Second To None Works

11.22 LA LIVE
札幌在住の若手アーチスト達が、ボディペイント×映像×音でパフォーマンスを行う。ペインターの世界を中心に構成された3プログラム。
出演:チQ、Takaki、綾乃、Ree.、Kagei、Yu-gan、喜井萌希 (ミュージカル劇団もえぎ色)、村岸宏昭、Ohshima
日時:2005年11月22日(火) 20:00〜25:00
料金:前売1500円、当日1800円/共に1ドリンク付
主催:藤谷美和子

11.23 INVISIBLE FUTURE NIGHT
札幌在住のエレクトロニックミュージック・アーチスト「インヴィジブル・フューチャー」が、東京から音と映像のサンプリング・ハンター、ニッポニア・エレクトロニカ松前公高を招聘して音と映像の一夜を提供します。
出演:ニッポニア・エレクトロニカ/浜里堅太郎、
   松前公高、インヴィジブル・フューチャー他
日時:2005年11月23日(水・祝) 18:00〜22:00
料金:前売・当日2000円/1ドリンク付(前売のみCD付)
主催:インヴィジブル・フューチャー
11.25 DEVICE
札幌で活動する映像アーチストが集結。ソーソーカフェ内に大型立体スクリーンを設置し、映像と音をリアルタイムに体感できる空間を演出します。
出演:MOGRA、JUNGLEMAN-X、小池晋、AGROM、
   インヴィジブル・フューチャー他
日時:2005年11月25日(金) 19:30〜24:00
料金:前売1500円、当日2000円/共に1ドリンク付
主催:AGROM

11.26 FLESH AND BLOOD
札幌を拠点に活動するワビサビが「FLESH AND BLOOD〜肉体と血」をテーマに、グラフィック、映像、音楽を交えた新作を披露。イベント限定のTシャツやシルクポスターなどのオリジナルグッズも販売する。
出演:ワビサビ
日時:2005年11月26日(土) 20:00〜22:00
料金:前売1000円、当日1500円/共に1ドリンク付
主催:ワビサビ

11.27 THANKS GIVING MAKE UP VOL.EX
ソーソーではお馴染みの参加型メイクイベント。今回は番外編として、札幌で活動する異業種のアーチスト達とのスペシャルコラボレーションライブを展開。
出演:古ちゃん、高くん、大晴くん、横山美和、ルミルミ、
   アユミン、MINACO、MOGRA
日時:2005年11月27日(日) 20:00〜23:30
料金:前売1000円、当日1500円/共に1ドリンク付
主催:THANKS GIVING MAKE UP

※上記関連イベントは、内容・時間とも変更になる場合がございます。詳細につきましては、直接各イベントの主催者へお問い合せください。
 上記関連イベント前売りチケットは、SOSOで取り扱っております。






SCREENING PROGRAM 上映作品紹介


Vishnu en Provence
05:50 | 2005 | France
Dir & Music:
Tristan Mendes France

タイムレスで詩的で、考えさせられる作品。
愉快でいて不安定な人間の象。
超/自然。

Selected and commented by The Designers Republic


Echopraxia
01:29 | 2005 | Hong Kong
Dir: Fu Pok Yan

とてもシンプルだが刺激的。
デジタルビデオのテクノロジーを印象的に用いている。

Selected and commented by Yoshi Sodeoka (c505)


Collision
02:30 | 2005 | UK
Dir: Max Hattler

個人で制作するデジタルムービーは、いかにテクノロジーの枷が外れたとはいえ、実際のところショートムービーに成らざるを得ません。映像ソフトウェアの動作環境はデジタルムービーの現状を表しています。「最低動作環境」では全く使い物にならず、それなりにハイスペックな「推奨動作環境」でどうにか動きだします。かつての95年当時のVJムーブメントは技術的には稚拙なものでしたが、抽象表現をメインとしたその映像は、サウンドとの融合という一点に於いてまっとうなものでした。完成度に於いてサウンドと映像のバランスを欠いた作品も見受けられるなか、マックス・ハトラーの2分30秒の作品「Collision」は目を引きました。敢えて既存のミュージッククリップの模倣を目指すのではなく、明確に自立した映像作品を目指した意志を評価します。このポリティカルな作品で為された映像のクリエイションは、直接的なメッセージを伝えるというよりも、NHKの偉大なミュージッククリップ番組「みんなのうた」を彷彿とさせます。日本の伝統的なサウンド&ビジュアル・インスタレーション“花火”を彷彿とさせつつも、かの国の国旗が散る様は多くの物事を喚起させます。このイメージの喚起力に於いてこの作品は突出していました。

Selected and commented by Jiro Ohashi (SAL magazine)


Birds
04:02 | 2005 | Japan
Dir & Music:
Toshiaki Hanzaki

美しい手描きのアニメーションが調合され、重なり、見た事のあるような、しかしオリジナルの作品。今日、デジタル作品がありふれる中、アナログの試みは新鮮に映った。質感、色、そして総体的なビジュアルスタイルは、テリー・ギリアムの時代を思わせる、生きたショートフィルムを作り出した。

Selected and commented by Motion Theory


Morning of the end
04:20 | 2005 | Japan
Dir: Yuji Arai

アライユウジの「終わりの朝」は象徴的な詩のように、虫の陰気な羽ばたき、さびれた土地、苛酷な風と共に始まり、まるで木に残った最後の一葉や剃刀のように鋭い。しかし、なめらかなミュージックは、このとても非現実的な幻想世界の最後の朝へと導く。私が感じたものが制作者の意とするものかは定かではないが、この制作者は、裸の子供の荒廃した地球やその終わりに対する苦闘を通して、私達の中にあるさびれた魂に最後の望みの一滴をもたらせたかったのでは、と思う。最後のシーンで野原を自転車で走る少女が鳴らしたベルの音は、私自身の夢に現れた。知覚力があり印象的で、美しい作品。

Selected and commented by Sugarcube



Mano - Cycle
01:00 | 2005 | France
Dir: Lindsay Patrick
Music: Yosuke Hayashi

深く考えさせるようなものである必要はない。
太陽が出ている。茂みのある小さな家。
手はマウスの上に。飛行機は空を切る。
カタカタというリズム。

Selected and commented by Fork



Acoustic
06:50 | 2005 | Japan
Dir: Antenna
Music: Raymond Team


Gate vision
05:24 | 2005 | Japan
Dir: Kazuhiko Kobayashi


Gestalt
05:25 | 2003 | Germany
Dir: Thorsten Fleisch


Love History
14:02 | 2005 | Spain
Dir: Chuchu Nunez
Sound: Aitor Amozarrain


Teeth
01:15 | 2003 | Germany
Dir: Oliver Martinovic


The Cage
01:00 | 2005 | U.S.A.
Dir: Qian Qian


Century Gothic
03:14 | 2005 | U.S.A.
Dir: Mike Winkelmann


Fancy
04:35 | 2004 | Japan
Dir: Susumu Yamaguchi
Music: KONNO


Motion A:flow
02:30 | 2005 | Japan
Dir: Yuki Ogawa


Panulirus
01:30 | 2005 | Japan
Dir: Tatsuki Saito


The front of the mirror
02:20 | 2005 | Japan
Dir: Mariin Ue


4 Senses
02:08 | 2005 | Latvia
Dir: Ojars Apinis & Ieva Dzintare
Sound: Ojars Apinis


Electric Sleep
02:14 | 2005 | U.S.A.
Dir: Kevin Kunze
Music: Jim Clark


Horizon
05:15 | 2005 | Japan
Dir: Hiroshi Kondo a.k.a Second To None Works


slide002
04:40 | 2005 | Japan
Dir: Takahiro Hirata


Small Ship
06:15 | 2005 | Japan
Dir: Syusaku Kaji & Icchie
Music: Yossy Little Noise Weaver


Daybreak
03:24 | 2004 | Japan
Dir & Misic: SharpEND
Courtesy of BroadStar


Hakugei
05:55 | 2005 | Japan
Dir: Soichi Ando
Courtesy of BroadStar






SPECIAL SCREENING PROGRAM 特別上映作品

11月にEUでリリースする、パリで活動する日本人映像アーチスト、河村勇樹のDVD作品集「SLIDE」を特別上映します。 © 2005 YUKI KAWAMURA / LOWAVE / EDV 1394


BALLON
01:44 | 2002 | Japan
Dir: Yuki Kawamura


SLIDE
04:20 | 2004 | Japan
Dir: Yuki Kawamura
Music: Yoshihiro Hanno


JOUR DE REVE
06:00 | 2005 | Japan
Dir: Yuki Kawamura
Music: Yoshihiro Hanno


VE
01:58 | 2002 | Japan
Dir: Yuki Kawamura
Music: Yoshihiro Hanno


PORT
04:20 | 2002 | Japan
Dir: Yuki Kawamura


VOISIN
05:12 | 2002 | Japan
Dir: Yuki Kawamura
Music: Yoshihiro Hanno

日本と欧州の映像の交流企画を進める「openART」プロジェクトの1000を超える作品ライブラリーより、厳選作品を特別上映します。


ACIDMAN shortfilm
"SAI / Revolving... to the core"

16:14 | 2004 | Japan
Dir: Isao Nishigori
Music: ACIDMAN
© TOSHIBA-EMI 2004


Loop Pool
03:02 | 2004 | Japan
Dir: Daiki Aizawa


CUBIC HEAD from HEARTFULL
05:02 | 2000 | Japan
Dir: YOUNG'V


Down
05:00 | 2003 | Germany
Dir: Nikias Chryssos & Frank Brandstetter


Flower
03:51 | 2004 | Japan
Dir: Atsushi Suzuki


Electronic Performers
05:44 | 2004 | France
Dir: Amaud Ganzerli, Laurent Bourdoiseau, Jerome Blanquet
Music: AIR
© Machine Molle / Revolvair 2004





SPECIAL EXHIBITION PROGRAM 特別展示作品





OFFICIAL GOODS オフィシャル・グッズ


MICRO PLANTATION
Interactive Animation
Japan 2001
Dir: Akinori Oishi

フランス国際マルチメディア見本市「ミリア 2001」新人賞受賞をきっかけにヨーロッパで活躍する大石暁規
会場では、インタラクティブ・アニメーション「MICRO PLANTATION」を、実際にプレイ体験できるよう展示する。


OFFICIAL T-SHIRT

Design: Hideki Inaba
T-shirt by BEAMS T


DOTMOV 2004 DVD

Published by IdN








CREDIT 協賛、協力いただいた企業・団体・関係各位の皆様。


協賛:

キヤノン株式会社様よりプロジェクターを提供いただいております。 パイオニア株式会社様よりDVJ及び、東北パイオニア株式会社様よりワイヤレスヘッドフォンをご提供いただいております。


ゲスト審査員:デザイナーズ・リパブリックモーション・セオリーヨシ・ソデオカ/C505大橋二郎(SAL magazine) シュガー・キューブフォーク

協力:+81, BroadStar, CBC Net, Creative Behavior, db-db, DEX, Heavy Backpack, iBlog, IdN Magazine, Japan Design Net, Netdiver, openART, Praktica, TAXI, Urban Collective, Web Designing