「直角の詩に捧ぐ家」チリ, ビルチェス, 2012年 © Gonzalo Puga

チリの首都サンティアゴを拠点に独創的な活動を続ける建築家、スミルハン・ラディックの個展「ベスチアリ：寓話集」がTOTOギャラリー・間にて7月8日から開催される。

ADVERTISEMENT

ラディックは近年関心が高まっている南米の現代建築界において独自の世界観で注目を集め、2010年にはヴェネチア・ビエンナーレにインスタレーション作品「魚に隠れた少年」を出品。チリの原風景やアート作品、童話などにアイディアの源泉を求め、詩的であると同時に、 敷地形状や環境に応じて、巨石や樹脂膜など形状の定まらない素材を大胆かつ巧みに構成する。

本展では、空想上の生き物に見立てた20余りの模型を中心に、彼の考える現代の寓話集を提示。さらにプロジェクトごとに描き記した約70冊のスケッチブックや、架空の「チリ現代建築ガイド」などが展示される。

スミルハン・ラディック展「BESTIARY：寓話集」
会期：2016年7月8日（金）～9月10日（土）
時間：11:00～18:00
休廊：月・祝日、8月6日（土）～15日（月）
会場：TOTOギャラリー・間
住所：東京都港区南青山1-24-3 TOTO乃木坂ビル3F
TEL：03-3402-1010
http://www.toto.co.jp/gallerma