© Nile KOETTING

映像、インスタレーション、サウンドアート、パフォーマンスなどの領域を縦横無尽に渡る、日本出身、ベルリン在住の若手作家、ナイル・ケティングの個展「ホイッスラー」が、東京の山本現代にて5月14日まで開催されている。

ADVERTISEMENT

昨年から今年にかけて東京都現代美術館で開催されていた「東京アートミーティング VI “トーキョー” ー見えない都市を見せる」に、キュレーションユニットの「EBM(T)」として参加し、現在は、森美術館で開催されている「六本木クロッシング2016：僕の身体、あなたの声」への出展でも注目されているナイル・ケティング。

本展の会場では、VLFレシーバーで私たちにも知覚できるように変換された地球の超低周波が流れ、リキッドクリスタルを用いた新作、バイオエネルギー、プラズマを用いた音響作品、バイオエネルギーの素材の象徴としての竹などを、インスタレーションというよりはむしろランドスケープとして設置。これらのエネルギー、振動、鉱物、植物、そして私たちの身体が、地球や宇宙といった大きな循環の中で、束の間の形を保ったモノであることを示唆するという。

ナイル・ケティング「ホイッスラー」
会期：2016年4月16日（土）〜5月14日（土）
時間：11:00～19:00（日・月・祝日休廊）
会場：山本現代
住所：東京都港区白金3-1-15 3F
TEL：03-6383-0626
https://www.yamamotogendai.org