© Naonori Oshima

写真や雑誌の切り抜きを絵具で彩色した作品などを発表している作家、大島尚悟による個展「ただれた眺め」が、新宿のフォトグラファーズギャラリーにて4月24日まで開催されている。

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大島は2011年の初個展以来、都市の風景や友人など身近なものを被写体としてきた。作品にはカラーとモノクロの写真が混在し、ピントなど様々な描写を通して、揺れ動く作家の意識が垣間見られる。また一方で、絵画作品の制作にも取り組んでおり、昨年3月に同ギャラリーで行われた展覧会「濡れた光景」では、自身の写真作品や雑誌の切り抜きを絵具で彩色した作品を発表。大胆に色で覆われた人物、脈絡のない絵が描かれた街の風景、またそれを破り貼り合わせた作品など、様々な手法を用いて写っていた光景とは別の新たな一面を見出し、それらを収録した作品集も発行している。

本展では「濡れた光景」展に続き、写真や雑誌の切り抜きに彩色をした作品、またそれらをコラージュした作品75点が展示されている。

大島尚悟 展「ただれた眺め」
会期：2016年4月5日（火）～24日（日）
時間：12:00～20:00
会場：photographers’ gallery
住所：東京都新宿区新宿2-16-11-401 サンフタミビル4F
TEL：03-5368-2631
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