© Mitsumasa Kadota

「芸術の日常性」をテーマに、セゾン現代美術館の新たな活動の一環として昨年12月に東京神宮前へオープンしたセゾンアートギャラリーにて、色彩や素材・筆触を追求する中で絵画表現の新たな可能性を開拓しているアーティスト、門田光雅の個展「ストロークス」が2月28日まで開催されている。

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「絵画を描くことは、二匹の兎を追うことに似ている。欲を出し二兎を追えば、そのどちらも得ることが出来ない。しかし絵画の本質は、それらを同時に捉えようとする矛盾の中に在る。そのような鬩ぎ合いの中で成り立つ絵画の仕組みに興味があり、今日では色彩と筆致の関係を探っている。」という門田光雅。

アーティストのひと筆ひと筆と同時に「見事な出来栄え」や「巡り合わせ」を意味する場合もある「ストロークス」を題とする本展では、作家が身体性を伴う葛藤や鬩ぎ合いの中から生み出したストロークスを堪能できる新作が、1階及び地下2階のギャラリーにて一挙公開されている。

MITSUMASA KADOTA 展 “STROKES”
会期：2016年2月5日（金）～28日（日）
時間：11:00～18:00
休廊：2月16日（火）
会場：セゾンアートギャラリー
住所：東京都渋谷区神宮前3-6-7 1階/地下2階ギャラリー
https://sezonartgallery.com