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ハラドキュメンツ10「佐藤雅晴―東京尾行」展

NEWSText: Ayumi Yakura

「東京尾行」(一部) © 佐藤雅晴, 2015~2016年, 12チャンネル・ビデオ

「東京尾行」(一部) © 佐藤雅晴, 2015~2016年, 12チャンネル・ビデオ

身近な人々や身の周りの風景をビデオカメラで撮影し、コンピューターソフトのペンツールを用いて忠実にトレースしたアニメーション作品を制作する佐藤雅晴が、若手作家支援やキュレーター育成を目的に原美術館が主催するプロジェクト「ハラドキュメンツ」の第10弾として「佐藤雅晴―東京尾行」展を5月8日まで開催している。

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「何かを強調することも、筆跡等を残すこともしないで、なるべく撮ったものに近づけるように」と、膨大な時間と労力を費やし、何百ものコマを作ってアニメーションを仕上げる佐藤。彼にとってトレースとは「対象を自身の中に取り込む」行為であり「自身の主体性から解放される」行為でもあるという。その作品を見る私たちは、実写とのわずかな差異から生じる違和感や、現実と非現実を行き来するような知覚のゆらぎをおぼえ、実に多様な感情や感覚を呼び起こされていく。

本展では、彼が日本で注目されるきっかけとなった「Calling」(コーリング)などの近作を見られるほか、「トレースとは尾行である」という新たな発想の下、2020年のオリンピック・パラリンピックに向けて変わり行く東京の今を、実写映像の一部分のみをトレースして描いた最新作「東京尾行」、さらに絵画と写真の中間のような数点の平面作品から、作家の表現の変遷を展観できるほか、「トレース」にちなんだコレクション展(ソフィ・カル森村泰昌など)も併催されている。

ハラドキュメンツ10「佐藤雅晴―東京尾行」展
会期:2016年1月23日(土)~5月8日(日)
時間:11:00~17:00(祝日を除く水曜日は20:00まで)
休館:月曜日(祝日の3月21日は開館)、3月22日
会場:原美術館
住所:東京都品川区北品川4-7-25
TEL:03-3445-0651
http://www.haramuseum.or.jp

Text: Ayumi Yakura

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