© Mel O’Callaghan

パリのギャラリー・アレンにて、メル・オキャラハンの個展「L’acte gratuit」（無償の行為）が、2014年11月4日から2015年1月17日まで開催される。1975年、シドニー出身のアーティストで、今回の展覧会では「つくる」という行為そのものに視点を向けている。

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作品すべてが、その行為の証明であり、結果であり、作らなくてはならないという意志とのバランスなのだ。「フレイムワーク2014」として支柱を繋いだ大規模な構造の展示となっている。入口と出口の数カ所を除いた全ての壁が覆い尽くされ、格子で囲われた部屋のよう。

この空間は、我々鑑賞者が通過することでわずかな息を吹き返すかのように、休眠状態にある。ひとたび敷居を跨げば、鑑賞者ではなく行為者としてこの大掛かりな作品の一部となり、コミューンを体験することになるだろう。

カラー映像作品の新作「無償の行為」が、他の作品へ影響を与えながら本展を締めくくる内容となっており、これは明らかにまだ見ぬ行為に対する示唆である。

L’acte gratuit — Mel O’Callaghan
会期：2014年11月4日（木）〜2015年1月17日（土）
時間：14:00〜19:00
オープニングパーティー：11月4日（水）18:30〜21:00
定休：日・月・火曜日
会場：Galerie Allen
住所：59 rue de Dunkerque, 75009 Paris
TEL：+33 (0)1 4526 9233
https://www.galerieallen.com