書家 宮村弦「 IMAGE LANGUE 」(イメージラング)未解文字の蠱惑

NEWSText: mariko takei

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京都のスフェラ・エキシビションにて、書家・宮村弦の新作個展が、2010年1月3日から31日にかけて開催される。

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「イメージラング」は、墨象作品からなる「読む抽象」という体験。文字(意味性)から開放された抽象の「点」は、言語機能の恣意性を象徴するシンプルな“取り決め”によって改めて意味性(言語コミュニケーション機能)の中に還り、日本語の恣意性や閉鎖性を包括しながら日本独自のアイデンティティーを強めた“読める”表象となる。それらの点の暗号は、「イメージラング」の体系をもとに再構築され、観者は書の視覚性を体感しながら、次に「未解読の文字」を読み解くように暗喩的な抽象言語を読んでいく。(プレスリリースより)

宮村弦は、様々な媒体において活動を展開し、前衛的なその表現は、デザインやファインアートなど非書領域にまで広がりを見せている注目の書家。日本美に見える余白や間の美意識が持ち味のデザイナー川上俊(artless)が、本展をディレクションする。

また、「Kyoto × Tokyo」と題して、東京ミッドタウンの「スフェラショップ」にてエクステンション展を同時展開。両会場では、書とコラボレートした川上俊の新作「2010」「ballon as vase」も展示される。

書家 宮村弦 ニューワークス 2010 by artless
「Image Langue」(イメージラング)未解文字の蠱惑

会期:2010年1月3日(日)〜31日(日)
時間:11:00~20:00 水曜定休 入場無料
会場:SferaExhibition
住所:京都市東山区縄手通り新橋上ル西側弁財天町17 スフェラ・ビル
TEL:075 532 1106
exhibition@ricordi-sfera.com
http://www.ricordi-sfera.com

Text: mariko takei

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