魂を失わずにグラフィックデザイナーになる本

本書は、その名の通りグラフィックデザイン界での裏側や実際に起こりうる問題などを取り上げたものだが、単なるハウツー本ではない。著者は、ロンドンで活躍するエイドリアン・ショーネシー、ロンドンのデザイン集団「イントロ」の創設者であり、現在は「This is Real Art」のアートディレクターを努める傍ら、『Eye』、『Design Week』、『Creative Review』等の雑誌にも記事を連載している。
今では多くの人がグラフィックデザインを学び、それを職業としている人がかつてなく増えている。急速な技術の発展や国際化に比例するように複雑化していく現在のグラフィックデザインの環境について、ネヴィル・ブロディやアレクサンダー・ゲルマン、トマトなど、イギリス、ヨーロッパ、アメリカ等で活躍するデザイナーとのインタビューを交えながら、現場にいなければ分からない事情や問題点、その解決策などを、現場での視点を通して紹介している。
単に、グラフィックデザイナーになるためというのではなく、デザインをするということはどういうことなのか、そしてそれを職業にするということは何を意味するのかを考えさせてくれる一冊である。
魂を失わずにグラフィックデザイナーになる本
著者:エイドリアン・ショーネシー
訳:岡崎斉+鵜久森徹+岸田麻矢
仕様:160ページ、22.8 x 19 x 2 cm
出版:ピエ・ブックス
言語:日本語
ISBN-10: 489444626X
ISBN-13: 978-4894446267
価格:2,520円(税込)
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