フロー・フェスティバル ヘルシンキ 2022

HAPPENINGText: Victor Moreno

ブリットポップの伝説、ジャーヴィス・コッカー、彼の最新音楽プロジェクトは、JARV IS…という。彼は、ブリットポップの仲間、アルバーン氏の前に演奏した。彼は、とても堅実なライブショーを行い、体をくねらす動きのレパートリーと歌の合間に聴衆と気楽な会話をすることで彼がいかに心地よくステージを感じているかがわかった。アートプロジェクトとして考えるなら、バンドは、ファーストアルバムを2020年にリリースし、英国のトップチャートに入っている。


IBE, Photo: Konstantin Kondrukhov

地元のヒーロー、フィンランド人ラッパー、IBEも、オープニングの夜に出演している。彼は、フィンランド語で歌い、これは幻想的なアプローチのように聞こえ、地元の聴衆の共感を呼んだテーマに触れている。地元の人々はヘルシンキを拠点とするアーティストを絶賛していた。


Catarina Barbieri, Photo: Konstantin Kondrukhov

イタリア人コンポーザー、カテリーナ・バルビエリは、The Other Sound X Sun Effectsの舞台で演奏した。この、着席し囲まれたステージは、モンジュラーシンセの親密さと、雰囲気のある声と質感の効果で「Sprit Exit」のライブパフォーマンスに傾倒したより反射的で強烈な雰囲気を作り出していた。満場のステージを彼女の詩的なアプローチと空間・世界のビジュアルで魅了していた。


The Other Sound X Sounds FX, Photo: Konstantin Kondrukhov

土曜日、街で特別なアクティビティを体験した。フィンランドの建築事務所、JKMMアーキテクツが壮大な工業倉庫を改装して出来たヘルシンキ美術大学を訪れた。JKMMのプロジェクトリーダーの建築士で共同創設者のアスモ・ジャクシ氏は述べている。『私たちの全体論的なデザインビジョンは、柔軟な使用が可能でありながら、都市の背景にしっかりと根ざした建物に人々を集める必要性から生まれた。新しい空間が、壁の中でできるものを決して制限するのではなく、建物で、達成できることの限界を押し広げる大胆で想像力豊かな学生を鼓舞することが、私たちにとって重要であった。実際には、美大生がそこに存在し、制作を行うことで空間は完成する。』

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