あいちトリエンナーレ 2016
一方、パフォーミングアーツはほとんどのものを観ることができた(唯一、大絶賛されていたプロデュースオペラ「魔笛」(W.A.モーツァルト作曲)は見逃したのが悔やまれるが…)。
カンパニーDCA/フィリップ・ドゥクフレ「CONTACT」愛知県芸術劇場 Photo: 南部辰雄
本当にどれも素晴らしかったが、カンパニーDCA/フィリップ・ドゥクフレ(フランス)の「CONTACT」(日本初演)を観た後に、『何かとてもいいものを観た気がする』と友人が言っていた言葉と、小杉武久のパフォーマンス「MUSIC EXPANDED #1」の終演後に『かっこいい』『祝祭感ゼロでそれが良かった』という感じの感想が聞こえてきて、ほんとにそうだと思った。
小杉武久「MUSIC EXPANDED #1」愛知県芸術劇場 Photo: 高嶋清俊
他にも、イスラエル・ガルバン(スペイン)の身体能力、Co.山田うんの見応えなど… 全てを書ききれないが、色々考えさせられた。
関口涼子のスパイスや八丁味噌をテーマにした作品展示 石原邸(六供会場)
岡崎会場は、シビコ(デパート)の展示、六供会場、岡崎表屋、康生会場、松應寺などが会場となっており、場所(建物)と調和したサイトスペシフィックな作品が印象的だった。
アニマル・レリジョン《Chicken Legz》豊橋公園(豊橋市)
豊橋会場は、古民家での展示、古いビルでの展示が多かったが、特に印象に残ったのは、アニマル・レリジョン(スペイン)の野性的且つ現代的なサーカスパフォーマンスだ。歴史ある吉田城の前でこの実験的なパフォーマンスが行われたのが興味深い。
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