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モビウム・ファイナルツアー

HAPPENINGText: Jo Phirip

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NPO法人 淡路島アートセンター

3月23日〜24日 NPO法人 淡路島アートセンター
保育園や洲本城の公園で展示をした。沢山の子供が展示を観たり、バスの黒板への落書きを楽しんでくれた。夜は淡路島アートセンターの人たちとのプレゼン+懇親会だった。モビウムが最初にツアーをした時からの付き合いで、楽しいひとときを過ごした。

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NPO法人 BEPPU PROJECT

3月25日〜26日 NPO法人 別府プロジェクト
なんと、別府駅の真ん前でバスを展示することができた。別府への旅行者、地元の方などが展示を興味深く観てくれた。少し疲れが出て来ていたが、別府の温泉のおかげで癒す事ができた。26日の夕方に別府を出発、24:00頃に山口市に入るが、ここでバスのエンジンが動かなくなりJAFを呼ぶことに。本当にファイナルツアーになってしまった!と思っていたが、YCAMの人も助けに来てくれ、なんとか翌朝には普通に走れるようになった。

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プレゼンの様子, 山口情報芸術センター/YCAM

3月27日〜28日 山口情報芸術センター(YCAM)
YCAMを訪れた人たちがモビウムにも立ち寄ってくれた。夕方にYCAM内でプレゼン。ちょうど「ボーダー」という展示が開催されていて面白かった。また、臨時で秋吉台へのツアーも企画され、乗客としてザ・サイン・ウェーブ・オーケストラのフルメンバー4人も乗車。彼らはモビウムの初期企画「モブラボ」の参加メンバーでもあり、2016年秋にYCAMで何かをする準備に来ていた。

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プレゼン&トークの様子, 八広highti

4月3日 八広ハイチ
最終地は、廃墟圏住居(4人住)という珍しいイベントスペース+住居の「ハイチ」。荒川沿いの、工場地帯にある。ここもモビウムと同じ10周年とのこと。東京都はディーゼル規制のためバスは入れなかったが、会場ではプレゼンやトークのほか、モビウムの今回の映像を流しながら、ライブやフリーマーケットを開催し、互いの10周年を祝い合った。

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MOBIUM FINAL TOUR, 松本市内を移動するMOBIUMの車内

約2週間の道中には、何度も大変なシーンもあったが終始ひょうひょうとしていた河村氏。この動じなさ(?)とバスへの愛が、個人で10年もモビウムを継続することができた理由のひとつだろう。もちろん、各地でサポートしてくれた人たちや、モビウムに足を運んでくれた人たち、参加アーティストたちの存在なくしてはあり得なかったに違いない。

ファイナルツアーも終盤にさしかかった頃、なんとバスの調子が良くなってきた。ここ数年エンジンの調子が悪いと思っていたのは、実はバッテリーの問題だったらしい。ツアーで元気になったおじいちゃんバス「モビウム」、もしかすると続いていくのかもしれない。

MOBIUM FINAL TOUR
会期:2016年3月15日(火)~4月3日(日)
巡回会場:情報科学芸術大学院大学(IAMAS)、名古屋大学豊田講堂前、信濃毎日新聞 新社屋建設予定地、TAKE SPACE FabLab浜松、NPO法人 淡路島アートセンター、NPO法人 BEPPU PROJECT、山口情報芸術センター(YCAM)、八広 highti ※東京都ディーゼル規制のためバス移動ではなくプレゼンテーションのみ  
参加作家:河村陽介(LOZI)、愛知淑徳大学萩原ゼミ(小木曽 護・佐野 史織・鈴木 智捺・山口 悠希)、小濱史雄、復本寅之助、佐藤元紀、hrr、PHIRIP(ワラビモチ愛好会)
主催:モビウム
http://www.mobium.org

Text: Jo Phirip
Photos: Jo Phirip

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葛西由香
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