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ミワンダフル

PEOPLEText: Aya Shomura

ダンスも習っていらっしゃるそうですが、ステージを含めたメイク・パフォーマンスのためのスキルアップなのでしょうか?

「メイクでパフォーマンスってアイドルにでもなりたいの?」とか「なんで唄が必要なの?」とかよく聞かれますね。私はあまり悲観的に思ってはいませんが、日本で活動しているとすぐカテゴライズされたり、今までのメイクアーティストの固定のイメージの枠にはまらないとなかなか理解されなかったりします。

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“Snow Miku 2015 Miwonderful × Yuki Miku Special Make Up Show”, Sapporo, 2015

アメリカでメイクしていた時に出会った様々なアーティスト達は、絵画の人かと思ったらいきなり唱い出したり、ダンスもしていたり、映画も撮っていたり、タレントをしている人もいて。ベニスビーチでは得意気にピンクフレームを出しても、誰もメイクしに来てはくれなくて、それは私の表現が地味でありきたりだからだったんです。「もっと面白くていいんだ、もっと自由でいいんだ」と感じさせてくれるのは海外の活動の良さです。無理と言われると燃えるタイプなので、「せっかくパフォーマンスするなら少しでも上手になりたい」という想いから、色々と勉強しています。ダンサーになりたいのではなく「ダンスを習ったり取り入れることで自分のメイク表現がもっと上手くなるかな」とか「唄を習うことでステージの発声が良くなったらいいな」という、全ては「メイクを楽しく、メイクでエンターテインメントする」という私自身の想いが、学びたい、上達したいという気持ちに繋がっています。まあ、反骨精神みたいなのもあると思います(笑)。

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“MakeUp Tour”, Tokyo, 2015, Photo: Gori Kuramoto

活動を続けてきて、変わらないこと、そして変わってきたことはありますか?

変わらないのは「メイクで世界中を笑顔に!」という想いですね。
変わって行くことはそうですね、初めは「とにかくやるんだ!」というところから「常に成長したい、もっと面白いことをしたい。もっと質を高めたい、もっと強いメッセージを届けられるようになりたい」と、よりシンプルになって来た気がします。

最近、興味や関心のあることは何ですか?

多少値がはっても、料理でも本当に美味しい物を食べたり、ダンスも一流の公演を見に行ったり、お酒も「これはなかなか飲めないよ」というものを飲んだりして、新しいエッセンスを沢山もらうことです。また、ダンスをするようになって身体にもすごく興味を持っています。朝早く起きるようになったのと、ヨガやストレッチといったリラックスする運動もしています。それから、ボイス・トレーニングに行くのも楽しいです。学びは良いなと思っています。そして、本を出版して頂くことで本の世界にも関心が高くなりました。いろんな世界が、いろんな周り方をしてるんだなと感じます。

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Creative Hokkaido meets Taipei 2014″, Taipei, 2014

影響を受けた人物、事象があれば教えて下さい。

大好きなアーティストはオノ・ヨーコ、音楽ではツジコノリコ!彼女とはパリでも会いました♪また、影響を受けたプロジェクトはフルクサスデメーテルクリエイティブ北海道ダイアログ・イン・ザ・ダークニューシティアートフェア。好きな場所は、世界各国で出会った絶景!

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