ティモ・ライト
PEOPLEText: Mike Sullivan
映像の撮影や映画制作のインスピレーションはどういったものから得るのですか?
私の作品は政治的なものがほとんどなので、様々な問題をアートという手法を用いることが重要だと考えています。現在は不謹慎で、非現実的なものに興味がありますが、とにかく「成長し続けること」に執着しています。
Event (2011) Timo Wright
フィンランドにおけるメディアについてどう思いますか?
フィンランドには本当に面白い作品が多くあります。特にドキュメンタリー映画はトップクラスです。しかし、アートの世界にはもっと面白いものを期待してしまします。アートとは、自分の考えを表現する特別な機会だと思うので、それを最大限に利用するべきだと思っています。
ここ数年間で多くの映画作品を制作してきたと思いますが、これらの経験から得たのはどういったことですか?
映画制作が最も素晴らしいということです。ハードワークで、長時間の労働で、あまり魅力的ではなく、出費もかさみますが、採取的には私たちのアイディアが生き生きと動き出し、まるで魔法のようです。
あなたの作品は多くの議論を生み出しています。時にメディアを当たり障りのない範囲の外に持ち出すきっかけにもなっていると思いますが、フィンランドでどのように受け止められていると思いますか?
人々がどのように受け取っているかはわかりません。私にとって公共の存在であるアートは常に政治的です。本人が意図していなくてもどんな公共の行動も政治的であるように思います。アートはどんなものとも違う、株主でも有権者でもどんな人にも責任がないプラットフォームです。
Text: Mike Sullivan
Translation: Satsuki Miyanishi
Photos: Courtesy of the artist © Timo Wright