D2
PEOPLEText: Hanae Watanabe
なぜニューヨークで活動することになったのですか。また日本で活動する予定はありますか?
ニューヨークには私たちにとって魅力的な素材が沢山あるという事が大きな理由です。他の国では見ることのできない、アンティーク、ビンテージのアイテムを探すためにニューヨークで行われるフリーマーケットやアンティークフェアを頻繁に訪れています。またニューヨークはアーティストや起業家にとって大きなチャンスのある街です。私たちにとってニューヨークは最高の舞台であると思います。
また、D2は日本での活動も視野にいれており、ヨシとティムは現在東京で活動しています。
Bullet Sizer Ring
日本とニューヨークで感じる差はありますか。あるとすればどういったものですか?
全体的に日本の製品はアメリカの物に比べ洗練されているような気がしています。ただアメリカの大胆でシンプル且つ荒削りな物作りは、日本の物作りにはない大切な要素だと感じています。この違いは日本とアメリカの文化の差からも感じる事ができます。大胆でシンプルな物は飽きもなく長く使用できる、それがアメリカでアンテークやビンテージのアイテムが重宝される理由だと思います。
Abstract Paint Tie
今回のSHIFTカバーデザインのコンセプトについて教えてください。
D2のクリエーションにおいて必要不可欠な要素であるテクスチャーをコンセプトとしたカバーデザインにさせて頂きました。
今後の活動予定や、挑戦していきたいことを教えてください。
今年7月にM55ギャラリーでの展示が控えています。今後は展示活動においても、積極的に挑戦していきたいと思っています。
現在取り扱いをしてくれているお店は、ダンボとウィリアムズバーグのブルックリンエリアに限られていますが、マンハッタンにも進出して行きたいと思っています。また、日本での取り扱い店は東京の一店舗のみですが、今後はD2の商品を逆輸入し、自分達の活動の場を拡げていきたいと思っています。
SHIFTの読者へのメッセージをお願いします。
私たちのクリエイションにおいて重要なことは、自分達の作品を通じて何か感じてもらい、楽しんでもらう事です。今回のインタビューを通してD2の活動、作品に興味を抱いて頂けたら嬉しいです。
D2がいつの日かアーティスト、デザイナーの方々に刺激を与えられるようなデザインコレクティブになれるよう、今後も活動を続けていきたいと思います。
Text: Hanae Watanabe
Translation: Yuji Shinfuku