蜷川実花・蜷川宏子 二人展:写真とパッチワーク・キルト、母と娘のコラボレーション

HAPPENINGText: Noriko Yamakoshi

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写真を撮り始めた当時はモノクロだったという蜷川実花。その後元々好きだったという独特のカラー作品へと変化を遂げてきた彼女と母・蜷川宏子の響き合うコラボレーション作品群は、当然かもしれないがどこか深いところで二人の意識がシンクロしているが故に成し得た一体感のように感じさせる。

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そして、ひと針ひと針丁寧に紡ぎだされたパッチワーク・キルトと写真とが、ミクストメディアように織りなす作品では、そのビビッドな色パレットの中に時折描き出される異素材の影が、静かに、更なる豊かさをもたらしているようにも思える。

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会場中盤付近では両氏が来場した関係者らと気さくに談話し、場内はとても穏やかで幸せな雰囲気に溢れていた。そんな蜷川実花・蜷川宏子が描き出す、生命力溢れる色彩とエネルギーに満ちた “蜷川ワールド”「蜷川実花・蜷川宏子二人展」は、2月19日まで行われる。

会場では、会期中、作品書籍やポストカードなどのグッズも販売される予定。

蜷川実花・蜷川宏子 二人展 <東京展>
~写真とパッチワーク・キルト、母と娘のコラボレーション~

会期:2012年2月8日(水)~19日(日)
時間:11:00~20:00
会場:ラフォーレミュージアム原宿
住所:東京都渋谷区神宮前1-11-6 ラフォーレ原宿6階
入館料: 一般 600円、学生 400円 ※ラフォーレカード会員は入場無料
TEL:03-3475-0411(ラフォーレ原宿)
http://www.lapnet.jp

Text: Noriko Yamakoshi
Photos: Noriko Yamakoshi

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