コレット・ニュース 5月 2011
COLETTEText: Guillaume Salmon
ギョーム・サルモンは7年以上もの間、コレットのプレスを担当し、あらゆる文化と世界が集まるパリでの人生を楽しんでいる。フランス西海岸出身の彼だが、これまでもこれからも永遠にパリジャンであり続ける。その理由はただひとつ、パリは魔法の街だから!コレット的生活を誇りとし、歓びとする彼から、毎月お勧めのリストをお届けする。
Jan Kriwoll x Illusion
アブソルートでは、イリュージョン・ボトルのワールドプレミアリリースにポーランド人アーティスト、ヤン・クリウォールを起用。クリウォールの作品は、実像と印刷されたデフォルメ画像の融合写真で、現実の再解釈を提示する。現実と現実ではないものの見極めが曖昧なシュールレアリスムに近い世界観が特徴だ。
完全な純粋さの追求というレアな需要に応え、イリュージョン・エディションはユニークな透明性を披露する限定シリーズとして、5月2日からコレットでのみ公開。プレミア用にヨルゴ・トゥルパスがデザインしたディスプレイ家具も必見だ。
L’Art de l’Automobile
ラルフ・ローレンは、長年に渡りインスピレーションの泉としてクラシックカーへの情熱を抱き続けてきた。4月28日から8月28日までパリ・ルーブル宮殿内の装飾芸術美術館を会場に、自らのクラシックカーコレクションを展示する「自動車アートフェア」を開催。これに併せてコレットでは、展示車のミニチュア、自動巻きのスポーツウォッチ、デカンタなどの食器・小物、額装写真、書籍、そして「コレット・ブルー」に彩られたポロシャツなどの関連商品を取り扱っている。
Generic Surplus x Obey / Rivieras x Thomsen
ウッド・ウッドとコムデギャルソンのコラボシャツに引き続き、コレットではオベイとジェネリック・サープラスのコラボによる麻色とネイビーのメッシュ・ボーザルを販売。メタルのひも穴と作業靴用の靴ひもで、爽やかな見た目と履き心地を同時に実現。リヴィエラはトムセンのシャツを使用して、海沿いの町カシスとカブールへのトリビュートを込めたハイブリッド製品を発表し、どちらの世界観もうまく表現している。「海岸沿いの小さな町、小屋、バー、凧」を意味するリヴィエラらしい一品だ。
Secret Island
太平洋沖で遭難すると、そこはコレットの秘密の孤島。楽園への旅にふさわしい音楽は何だろう?16のビーチと、波のリズムに連なる小島の群れを思わせるエキゾチックな旅をコレットがお届けする。クレマンの編集によるこのコンピレーションアルバムは、メイシオ・プレックス、フットプリンツ、ラ・ファム、ワイルドクッキー、トロ・イ・モイ、モーニング・ベンダーズらを収録し、リスナーを世界旅行へと誘う。
5月5日より、iTunesとコレットでの限定ダウンロード開始。
Le Labo SANTAL 33
マルボロの広告に出てくるカウボーイを覚えているだろうか?荒野、灼熱の砂漠に吹き荒れる風、太陽の照りつける革サドル、夜に煌めく焚き火の炎、この完璧なカウボーイが秘める力、男らしさと完全な自由の象徴・・・全ての男性が憧れ、全ての女性が恋いこがれる強力なイコン像・・・こうした発想から生まれたのがサンタル33。革とムスクのスパイシーな香りが、心地よさとユニセックスでクラシカルなエレガンスを醸し出す。官能の立ち上る真の焚き火。
Text: Guillaume Salmon
Translation: Ayako Ishii