第14回 文化庁メディア芸術祭

HAPPENINGText: Memi Mizukami

アート部門優秀賞受賞の決まった時点から非常に個人的にも楽しみにしていた作品「The EyeWriter」は、実物が展示され実際に観客が目で絵を描くことができるようになっているため是非試してみて欲しい。

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Zach LIEBERMAN / Evan ROTH /James POWDERLY / Theo WATSON / Chris SUGRUE / Tony TEMPT1 “The EyeWriter”

これは体を、動かすことのできない者が、目で絵を描くことができるというインタラクティブなインターフェイスツールであるが、これはオープンソースとして多くの人が使用することもできる。この作品は完成後も改良が続けられ、より良くなるように発展をしてきたそうだ。この日訪れていたこのプロジェクトに関わったインターンの男性も共に受賞を喜んでいたことも印象的だった。

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Peter TILG “Succubus”

次に、実際に触ることで楽しむことができる作品が多くある中で目を引いたのが、アート部門奨励賞を受賞したピーター・ティルグによる彫刻作品「Succubus」である。「夢を食べる悪魔」と名付けられたこの作品は、予測不可能な動きが美しさを伴いながら我々を魅了させる目立った作品として感じられた。

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