ヴィクトリア・ゼントナー

PEOPLEText: Gisella Lifchitz

現在の活動をするようになったのはなぜですか?

知らず知らずのうちにそうなりました。家系ですね。私は生地が大好きです。それは基本ですね。あと、シンプルであらゆるものに活用できるシルクスクリーンも大好き。こうする上で最大に得られるものの一つは、人に知り合えることです。新しい友人や世界を広げてくれます。
新しく知り合った人々が素晴らしい物事を私の人生にもたらしてくれるし、そのことに魅了されてます。

あらゆるものに驚き、自分が子供になったような気がしますね。常に感動し、物事は常に異なり、新鮮です。それは何よりも精神的な成長となります。大きな組織での経験もあるし、私はアートと経営を組み合わせようとしています。

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仕事をしていく上でのテーマは何か教えてください。

以前、コロンビアへ行ったことがあって、その旅行はとても素晴らしいものでした。テキスタイル、色彩、様々な花やジャングルの全て。一年中春のようで、深い緑に自然が溢れ、まるでエデンの園のようでしたよ。カラーパレットはまさにラテンアメリカン。至る所に色がありました。植物や自然、庭や曲線が大好きなんです。自然のリズム、創造された素晴らしい世界も私を刺激します。無意識な状態に身をまかせ、意識をコントロールしないようにするんです。私の仕事場も偉大なエネルギーがある所なので、とても気に入ってます。

「ティエンダ・ラ・プラヤ」(ビーチショップ)という名前にしたのはなぜですか?

その名前が、最初に友人とシェアしていた場所だったということと、ビーチに住むことだった私達の夢だったからです。みんなビーチが大好きでしょ!

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次回のプロジェクトについて教えて下さい。

ただ製品を販売するのではなく、生地の量り売りをしたいです。新しいデザインやプリント、またより多くの具体的なプロジェクトも考え中です。現在は、パレルモのバーで壁画をペイントしていて、やりがいがあってとても楽しいですね。

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これまで、あなたがしてこなかったことで何かやりたいことはありますか?

陶芸をやりたいですね。人は10年以上もの間同じことはできないと思うのだけど、自身の話を語ることが、他の人に何か影響を与えられればいいなと思ってます。自分の話をすることで、他の人が進むべき道を見つける手助けになるということは素晴らしいことです。

このインタビューが何か他の人のためにもなるので、私にとってもプラスになるわ。それは、私の中に大きなエネルギーと愛を注入することなんです。私は、様々なことをしたくて、創造し、人々をつなぎ、新しいプロジェクトについて考える。そしてたった今、私がこの記事を書いている間にも、私は決心をするんです。記事を見つけたらそれを壁に飾る。毎日それを見て、自分の踏んできたステップの全てからインスピレーションを得るのです。小さいプリントから巨大な壁画まで、これらの美しい自然の形に自ら入り込み、この人生を受け入れたいと思います。

彼女が紡ぐ色と話にとても刺激を受けた。私が次なる一歩を疑うたびに、彼女の道にならって、あるがままを受け止めたいと思う。

Text: Gisella Lifchitz
Translation: Megumi Tsuruoka
Photos: Courtesy of the artist

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