ディストーション 2010
2日目、ノアブロ:大丈夫、マッドリブがついてるから
フェスティバル期間中はずっと晴天。コペンハーゲンの街も人で溢れていた。会場は湖のすぐそばのノアブロ地区の中。可動橋であるクネベルスブローで行われていたパーティでは、運河にかかる橋の一本が上がる2分間その場にいた皆が大興奮だった。これは、イベントの恒例行事となっているようだ。
歩道のあちこちで様々なバンドやDJたちが演奏し、パーティが行われている。そして夜の予行練習と言わんばかりに、ヒップホップ界の重鎮「マッドリブ」や「J・ロック」、「コード・ナイン」、「J-ワウ+カラフ」によるライブが行われた。マッドリブはビートとゆるぎないグルーヴを抽象的な形で具現化して90年代後半から2000年代中頃までの世代を象徴している。そしてその新たな形がヒュージョンへと発展していくのだ。彼の最新アルバム「マイルス・アウェイ」はバンド「イエスタデイズ・ニュー・クインテット」による管弦楽も取り入れている。
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