ボリス・ホペック
PEOPLEText: Mariko Takei
今回の個展を開催する上で、影響を受けたことなどはありますか?
「変態プレイにはまるフェチ」と「スシ」。
これまでに「La Vagina」というアートの視点でセックスにフォーカスするマガジンを制作していますが、今回の展覧会で3号目を披露するそうですね。このマガジンについて簡単にご紹介下さい。また、今回の3号目でこだわった点があれば教えて下さい。
3年前に、ハンブルグのヘリウムカウボーイ・アートスペースで初めて個展をやって、写真を展示したんだけど、その時ギャラリーの人から展覧会のカタログをつくらないかと提案がありました。普通のカタログではつまらないと思って、ポルノ雑誌みたいなカタログをつくることにして、友人や大学にエッチな話を書いてもらったり、広告をつくってもらったりしました。昔からの夢がかない、安っぽいポルノ雑誌を自分で出版するようになったんです!3号目は、展覧会のカタログの役目も果たしますが、グラフィティ、建築、インスタレーションなどの内容も盛り込まれる予定。
OPELのCMにも起用されている、ボリスのトレードマークでもある「Bimbo doll」は、どのようにして生まれたのですか?Bimbo dollには異なるキャラクターが存在しますか?
当時つきあっていた彼女のニックネームが“bimbo”といって、浮気相手に黒人女性がいた頃のゴタゴタしてた時に生まれました。僕は黒人文化が好きなんです。小さい頃からジャズやファンクを聞いて育ってきたからね。
他にも多数異なるキャラクターがあります。パンツをはいて目を閉じたキャラクターというのもあって、日本人に似てます。後にある日本人が“bimbo(ビンボー)”は日本語で「貧乏」を意味すると教えてくれました。
インスピレーションは何から受けていますか?
人生。
バルセロナを拠点に活動していますが、その理由を教えて下さい。
サーフボードを担いでビーチまで歩き、何本か波に乗ってから作業を始めるというのが好きなんです。
今回、5月号のSHIFTカバーを手掛けて頂きありがとうございます!SHIFTカバーについてご紹介下さい。
でき上がってからのお楽しみ!
今後、やってみたいことはありますか?
のんびりしたいです。
ボリス・ホペック「Ever展」
会期: 2010年4月21日(水)〜7月12日(月)
時間:13:00〜20:00(不定休)
会場:DIESEL DENIM GALLERY AOYAMA 2F
住所:東京都港区南青山6-3-3
TEL:03-6418-5323
キュレーター: Kimiko Mitani Woo / MW Company
https://www.diesel.co.jp/denimgallery
Text: Mariko Takei