ストックホルム・デザイン・ウィーク2010
アイスランドのニットファクトリー、ヴィーク・プリョンスドッティルは、伝統と現代の製造法から影響を受け作品を展開している。スウェーデンのデパートPUB内のブティック「Aplace」で、小規模だが可愛いらしい展示会を行い、アイスランドの新たなウール産業を代表する作品を公開した。
グリーンハウスは、インディペンデントなデザイナーが大御所デザイナーと隣り合わせに展示できる会場だ。ここで開催されたフェアは、創造力と実験精神とトレンド感で満ちていた。ここで展示された全ての作品は、プロトタイプばかり。北欧中の一流アカデミーやスクールが学生たちを宣伝するのには、最適なスペースとなった。
今回の展示会では、リン・ビョークの折り紙風スツールをはじめとして、オスロ国立芸術アカデミーの学生のデザイン作品など、興味をそそるものが多かった。ストックホルムのベックマン・スクールによる「48m2」プロジェクトでは、48平方メートルのアパートに12の作品が展示された。このプロジェクトは、我々の空間に対する感覚、我々が必要とする柔軟性や個性や持続性に家具がどのように関わるかを探った。他に通称「HiAk」として知られるオスロにあるアーケシュフース大学が取り組んだ企画では、学生がデザインし囚人が製造した作品を紹介するというユニークな企画もあった。
Stockholm Design Week
会期:2010年2月8日〜14日
会場:ストックホルム市内各所
https://www.stockholmdesignweek.com
Text: Victor Moreno, Erik Westeman
Translation: Makiko Arima
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