
![]() The Mountain of Ling 8:00 | 2008 | Thailand Director: Michael Paul Young Music: Ghostly Records & Michael Cina |
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初めてこの映像を見た時には少し当惑させられた。正直言うと、どのような作品なのか全く分からなかったから。作品の尺や構築法(絵画調のカリグラフィーや象徴的なスクリーンテストの組み合せなど)は、どんな明確な説明も拒むほどである。ある種の物語構造があり、感情の記録や観察が8つの章に中断(または組織)されていくうちに、それを解明しようと何度も繰り返し惹きつけられていった。 他の映像は特定しやすく解りやすい。みなユニークだが、展開が創造できる、音楽を軸としたアニメーションがほどんどだから。この映像が僕の気を引いたのは、そうではなかったからで、それが何かを解明したいと思わせた作品。 Selected and commented by Feed Deutschland |
![]() Asadoya Yunta 3:38 | 2008 | Japan Director: Power Graphixx, Kentaro Fujimoto Music: Omodaka |
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沖縄県八重山地方の民謡『安里屋ユンタ』は沖縄音楽の名曲である。現在YouTube内を検索すれば様々な人々のバージョンを手軽に見ることができる。 そしてそのほとんどは沖縄の美しい自然と三線と民謡歌手による実写映像だ。初音ミクや鏡音リン(どちらも日本の音声合成DTMソフト、およびイメージキャラクター)バージョンなどもある。いずれにしてもこの楽曲は、日本では『てぃんさぐの花』と並ぶポピュラーな島唄であり、日本の中の外国、異文化としてのエキゾチシズムを強く呼び覚ます“洋楽”でもある。 唄の内容は、江戸時代にこの地方を統治した琉球王国の役人と現地竹富島の絶世の美女(当時16歳)との物語。権力を持った単身赴任の役人「目差主(みざしぃしゅ)」が傲慢にも島一番の美女「クヤマ」に現地妻にならないかとプロポーズするお話である。 寺田創一はこの楽曲を大胆に再構築し(ドメスティックな「初音ミク」レベルを遙かに超えた)世界水準のチップチューンで表現した。そして、ほぼ外国語に近い歌詞を藤本健太郎がタイポグラフィで視覚化し、小松好幸がワイヤーフレームのコンピュータグラフィックスで映像化している。言葉で書くとなんということもないのだが、このオーディオ・ヴィジュアル・プロジェクトOmodakaの作品は今回のDOTMOVの中でも断トツである。 テクノロジーミュージックとしてのチップチューンと、CGの最も基本的な手法であるワイヤーフレーム、そして音声言語としての八重山言葉のタイポグラフィで『安里屋ユンタ』というエキゾチックな物語を紡ぐことは、安易な素材入力(スキャニングやサンプリングも厳密にはあるだろうが)に頼らないゼロからのクリエイションという点で筋が通る。不可視のものを音と映像で実体化しているという点でこの作品ははっきりと一本の筋が通っている。特にその映像は、海中と空中での光の屈折度の違いや、見えるはずのない物質の粒子、そして八重山諸島の“気”とでもいうほかないアニミズムの考え方を映像化しておりその解釈は見事である。 当然最新の技術、最新の3DCGソフトウェアを使っていることは窺い知れるが、ここでは触れない(というか私は知らない)。 サァ安里屋(あさどや)ぬ クヤマによぅ サァユイユイ あん美(ちゅ)らさ 生(うんま)りばしよぅ マタハ~リヌ ツンダラ カヌシャマヨ~。 Selected and commented by Jiro Ohashi (SAL magazine) |
![]() Looking Thru the B-sides 7:50 | 2008 | USA Director: Golden Lucky |
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「ジェイミー・アンド・ザ・マジック・トーチ(80年代イギリスのTVアニメ)」と「パフスナット」とアニメ映画「イエロー・サブマリン」と「ミスター・ベン」と「不思議な国のアリス」と「ナルニア国物語」を一緒にしたような作品。断定的ではなく、比喩的なセンス。物理的な可能性より、むしろ私たちの想像力のパラメータだけによって制約されるパラレルワールドに存在する実験的経験構造に隠れた/超えたアイディア。創造力を駆り立て物語を豊かにするアニメーションと美的センス。一貫して楽しませてくれるリズムとドラマ。興味を引くキャラクター。皆が抱く夢で包まれた物語の傑作。 Selected and commented by The Designers Republic |
![]() Mirror 3:40 | 2008 | Japan Director: Teppei Kuroyanagi Sound: Takahide Higuchi |
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とても退屈な固定カメラアングル映像から生まれた、最高に面白い作品。この作品の中で使われているシンプルな視覚トリックが見事である。また、素晴らしいアイディアが表現できた時に、そのアイディアが本当に輝くということを教えてくれる作品でもある。 Selected and commented by Yoshi Sodeoka (c505) |
![]() Herr Bar 3:07 | 2008 | Austria Director: Clemens Kogler Music: Clark (Warp Records) |
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身体のパーツを利用して作られたこのイギリスのミュージシャン、クラークのミュージックビデオ「Herr Bar」は、特有の夢幻的な音楽と共に、夢の中にいるような魅惑的な世界に私たちを導く。 指と耳でできた茎や葉、華やかに満開する濃艷なくちびるでできた花びら、腕、足でできた鳥が懸命に歌い飛び回る。レトロ風のヘアスタイルのような木々のある公園を過ぎると、野原を抜けてどこかに力強く走る髪で作った子犬に会える。空想科学小説に出そうなクレメンス監督のユニークで超現実的な小宇宙に出てみよう。ただ、口が動く木の下にいると食べられてしまうかも知れないので要注意。 Selected and commented by Sugarcube |
![]() Spen Za Nite Wiz Dis Sit 4:24 | 2008 | Japan Director: Takafumi Tsuchiya Music: Yoshiteru Himuro |
![]() Engrave 5:00 | 2008 | Japan Director: Teppei Koseki Music: Scam Circle |
![]() Lost Utopia 5:00 | 2007 | Japan Director: Mizue Mirai Music: Alice Nakamura |
![]() Sad Book 3:52 | 2008 | Japan Director: Yusuke Nakajima Music: Takashi Watanabe |
![]() Bryum & Kapok: A Memory 4:43 | 2008 | USA Director: Overture Music: Hauschka |
![]() ALGOL 9:04 | 2008 | Japan Director: Noriaki Okamoto |
![]() Return as an Animal 1:31 | 2008 | Brazil Director: Bruno Dicolla |
![]() D.A.R 1:50 | 2006 | Japan Director: Norihiro Yamamoto |
![]() Twin Nose Dirt 3:10 | 2008 | USA Director: Kiyomitsu Saito |
![]() Fragments of Time 4:45 | 2008 | Japan Director: Shusaku Kaji |
![]() 地形譜 2:40 | 2008 | Japan Director: Hou Nakao |
![]() Garden 2:35 | 2008 | Japan Director: Takeshi Tsunehashi |
![]() Light 8:00 | 2008 | The Netherlands Director: Liesbeth Koot |
![]() Firewall of China 1:10 | 2008 | Japan Director: Yoko Taketani |
![]() Sonopuncture 8:55 | 2007 | USA Director: Giada Ghiringhelli |
![]() The Agony and The Ecstasy 3:00 | 2008 | USA Director: Parker Ito Sound: Kevin Ferguson |