スターリング・ルビー展

HAPPENING

スターリング・ルビー「ゼン・リッパー」スターリング・ルビー「ゼン・リッパー」

僕が初めてスターリング・ルビーの作品を目にしたのは、2年前のミラノの歴史的な場所に位置するエミ・フォンタナ・ギャラリーでだ。女性のボディービルダーのトルソをベースに白黒の写真、同じようにトーテム像のような、暗くぼんやりと擬人化されたキャンドルや火の灯されたキャンドルの蠟がたれているかのような彫刻で構成された展覧会だ。「Recombines」(再結合)というのが、その2006年の展覧会のタイトルだった。それは、人目をひく力強さと、捕らえどころのなさという双方への興味を表現していた。

スターリング・ルビー「ゼン・リッパー」


「Zen Ripper」(ゼン・リッパー)でも同じことが言える。ギャラリースペースには、大きく幾何学的な彫刻が配置されていた。フォーマイカ・スプレーが施された表面は色とりどりのテクスチャー。ティーンエージャーが自分たちの存在を木や公園のベンチに残しているものと同様に、所々、シンボルやフレーズで切り込まれている。ミニマリズムのトラディショナルな格好良さからくる彫刻作品と、幾何学的形とカモフラージュのような塗装が、迷路みたいなインスタレーションに迷いこんだかのように、見るものを混乱させるという、そこには2つの明確な違いがある。

スターリング・ルビー「ゼン・リッパー」

「Zen Ripper」は、ロスアンジェルスを拠点にするアーティストが手がける、もうひとつの展覧会と平行して開始した。その「Grid Ripper」は、ミラノから1時間程のベルガモ近代現代美術館にて開催されている。確実に訪れる価値ありである。

ZEN RIPPER
会期:2008年9月19日〜11月10日
時間:火曜日〜土曜日 11:00〜19:30
会場:Galleria Emi Fontana
住所:Viale Bligny, 42, 20136 Milano
TEL: +39 02 58322237
www.galleriaemifontana.com

Text: Francesco Tenaglia
Translation: Mariko Takei

【ボランティア/プロボノ募集】翻訳・編集ライターを募集中です。詳細はメールでお問い合わせください。
コントワー・デ・コトニエ公式通販サイト | 2016 SUMMER SALE
フェルナンド・トロッカ
MoMA STORE