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ファンキース「カスタム・アート」展

HAPPENINGText: Nico

今回のイベントはそんな若手アーティスト支援に加えて、病気の子供達を助けるというチャリティの要素も強く含んでいる。このイベントの発案者はアメリカを代表する玩具メーカーでもあるマテル社である。バービー人形やホット・ウィール等で有名な同社には、マテル・チルドレンズ財団という、病気の子供達を支援するために作られた部門が存在する。

ファンキース:カスタム・アート・ショー&チャリティ・イベント

日本ではまだあまり知られていないが、同社から販売されている「ファンキース」というパソコン用テレビ・ゲームがある。USBケーブルが付いた、熊のような形のフィギュアそのものがそのテレビ・ゲームの本体で、同じ形の小さいフィギュアがソフトとなり、本体である大きいフィギュアの頭に小さいフィギュアを置くことで様々なゲームが楽しめる。もちろんオンラインで世界中からゲームに参加もできる。

ファンキース:カスタム・アート・ショー&チャリティ・イベント

このファンキースを考案したのがマテル社の玩具デザイナー、イーサン・ウッド氏である。彼も他の来場者に混じりながらこのイベントを楽しんでいた。(写真左:プレックス氏、写真中央イーサン・ウッド夫妻、写真右:モンキー・キング代表のパトリック氏)

今回は真白な樹脂で作られたファンキースのフィギュアにモンキー・キングが呼びかけた、およそ250人ものアーティストがオリジナルのデコレートを施し展示をしている。模様や顔を描いているものもあれば、髪の毛やヒゲをはやしているもの。全く違う形にデコレートされているものと、作品は一つ一つが個性的で完成度も素晴らしい。これらの作品はオークション形式で販売し、その売上を病気で苦しむ子供達のために使われる。

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