オールド・スクール

PLACEText: Yurie Hatano

メンバーについて紹介してください。

ケン・チョンは、シンガポール生まれのコミックを愛する企業家です。大学時代にコミックのヒーローに対する幻想世界への興味はスタートし、学生の間、香港や日本のコミックをディストリビュートするビジネスを立ち上げました。卒業にあたって石油取引のビジネスも経験しましたが、まもなくその業界を離れ、シンガポールのコミックビジネス(数十億ドル規模のグローバルマーケットビジネス)に集中します。また家族のアートギャラリーのビジネスに煽られ、10年間のアート界との両立もはじまりました。彼の「クリエイティブ・アート」に対する情熱は、日本のライフスタイルカフェや、インターネット・コミック・カフェ、印刷製版会社などを含む、一連の先駆けのコンセプトに表されてきています。シンガポール国立大学の経営管理学の卒業生です。

アンドリュー・ラウは、建築が本業です。マレーシア出身で現在はシンガポールでの永住権を持つアンドリューは、イギリスでの留学の間にアートへの興味を育ててきました。彼のポップカルチャーのムードや感覚に対する鋭い本能は、学生時代に研がれ、また最近では毎年世界の様々な大陸を旅しています。彼のアートに対する熱は、シンガポール・ダンス・シアターやワイルドライス・シアター・カンパニーなど、彼が関わる様々なシンガポールのアートグループに見られます。他には音楽も好きで、仕事後はギターを弾いています。ユニバーシティ・カレッジ・ロンドンの科学学士号、ロンドン大学のMSC、リーディング大学の不動産、建造物のMBAを保持しています。

ショーン・ルーは、ニューメディア革命の前衛で、BBHアジア太平洋ネットワークを通してデジタルを増殖する先頭に立っています。 独学のインタラクティブ・アート・ディレクターとしての、彼の4年の広告キャリアは、偶然でした。 技術、デザイン、ポップカルチャーに向かった鋭いアプローチで、彼の作品は数々の国際的な賞を得ており、また「Crowbars」、「DM Asia」、「Creative Circle Awards」での3年連続の審査員や、NUSビジネス学校でのゲストスピーカーとしても活躍しています。

メイベル・ティーはマレーシア生まれ、シンガポールで教育を受けました。高く評価されたブランド戦略家であり、マーケティング専門家。企業キャリアの頂点にいることを諦め、ビジネスにおける創造的なコミュニケーションとの統合の必要性を具体化するために、他の戦略家、クリエイティブ・ディレクター、作家、デザイナー、プロデューサーらと協力して、「調節役」に専念しています。現在は、自身のマーケティングコンサルタント業を経営。審美家であり、ポピュラーな都市カルチャーの鋭い観察者、また現代アート熱心でもあります。

オールド・スクール
The Art Studio

これまで行ってきたプロジェクトについて教えてください。

2007年10月のオープン以来、オールド・スクールは「null」展(2007年11月27日〜12月8日)、「クスタ・サクシ」展(2008年5月16日〜19日)など、とても良い展覧会を発表しています。また、2008年9月には13人の若いアーティストによるマルチアートの展覧会「Insert Ttile」、2008年10月に「シンガポール・インターナショナル・フォトグラフィー・フェスティバル」、2008年11月にシンガポールの9人のファッションデザイナーによる「+9」というファッションイベントも行います。

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