ソナー 2007

HAPPENINGText: Julio Cesar Palacio

木曜の夜、昨年、バルセロナとソナーにとって最も魅力的なショーを繰り広げたバンドがやってきた。ニューヨークのビースティ・ボーイズがスペシャル・ガーラ・イベントとして新しいショーを行なったのだった。午後23時半、ビースティ・ボーイズとバンドメンバー、アダム・ホロヴィッツ(ギター)、マイク・ダイアモンド(ドラム)、アダム・ヤウク(ベース)、アルフレッド・オルティーズ(パーカッション)、マニー・マーク(シンセ)、ミックス・マスター・マイク(DJ)らが入ってきた。

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Beastie Boys

半透明の楽器と大きなLEDS(アレクサンダー・カルダーの彫刻のような)で埋められた巨大なステージで、新しいアルバム「ザ・ミックスアップ」のプレゼンテーションからスタート。最初の3曲に続いて、ビースティの3人は「シュア・ショット」「ドゥ・ワチャ・ウォント」「ルート・ダウン」「タイム・フォー・リビング」などのヒット曲と共に、オールドスクールのラップを繰り広げる。

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Beastie Boys

今年のソナーでは、初めてこのビースティ・ボーイズのショーを2回行なった。それぞれ新しいものから古いヒットまで、楽器的な楽曲にサイケデリックな新曲、ジャマイカのグルーヴに、パンク精神が垣間見られる曲、そして彼らの最も認知されているヒップホップスタイルなど、バラエティに富んでいた。

金曜のソナー昼の部がスタート。ホール・ステージにて、Sunn O)))のショーに集まる人でごった返した。暗いメロディーとギターのノイズは、そのスペースにゴースト的な雰囲気をつくり出し、観客を暗くて遠い場所へと導いた。

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Nicole Willis

その後、晴れたソナー・ビレッジが提供したのは、フィンランドのニコル・ウィルス&ザ・ソウル・インベスティゲーターズによる明るいメロディ。ファンクとソウルのミックスを演奏するトランペット、ピアノ、ギター、ドラムのトリオと共に、ニコルはステージの上で素晴らしい声とエネルギーを発した。

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Accu

ホット・アズ・ヘルによるその日のセレクションは、午後中フィンランド・ミュージックの新顔が続いた。アックの新しいダンスグラムで踊る。この3人組は、新しいエレクトロニック・サウンドと共に、70年代のディスコホールを思わせた。

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Tuomas Toivonen

またフィンランド勢のショーは、トウオマス・トイヴォネンに続いた。

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