OFFFフェスティバル 2007
フェスティバルが一日過ぎただけなのに、一ヶ月間のマスターコースに通っているように感じてしまう。かなりハード!二日目は展示スペース「ショープレイス」からスタートすることにした。
エリック・ナッツキによる「ペイント・バイ・ナンバーズ」(右)といくつかの選ばれた作品
「ペイント・バイ・ナンバーズ」は、エリック・ナッケによるインスタレーション。コードの論理とイマジネーションを使い、しばしば抽象画を思い出させる生産的なオーディオヴィジュアルを作り上げている。素晴らしい作品であり、特に色の使い方がとても印象的である。
「18ポートレート・オブ・アトラス」は高木正勝による、みごとに美しいオーディオビジュアル作品のひとつ。
マリオ・クレングマンは「アナヴィジョン」というFlickrベースのアプリケーションを制作。
クレイグ・スワンによる「エクスポージャー」にて少し時間を過ごし、違う時間からの人々の例を繋げお互いをコミュニケートさせるビデオインストレーションを楽しんだ。
あいにくセオドア・ワトソンによる「オーディオ・スペース」は現在故障中であった。
左から「ジェステャー・マシーン」「エクスポージャー」「THROWIE」
今年の一番インタラクティブな作品は、ザッカリー・リバーマンによる「ジェスチャー・マシーン」であろう。スクリーンに描き、その絵をシステムに変化させるのだ。
天井からぶら下がってる大きな絵「ダイナミック・カンバス」を見て歩く。ジョシュア・デイビスがライブで作品を作っている。HPは巨大なプリンターを用意してくれていて、なんと彼の絵を無料で出力してもらえるのだ!
「ダイナミック・カンバス」とプリントの準備をしているジョシュア・デイビス
最後に、グラフィティ・リサーチ・ラボが「THROWIE」というワークショップと、素晴らしいグラフィティツール「L.A.S.E.R.」をテストするインスタレーションのビデオを上映した。
「ユニット9」が彼らのウェブサイトの作品の詳細について語る。
まず最初に「アドビ・クリエイティブ・マインド」を見せ、フォスター・ファームズのプロジェクトとその舞台裏を軽く説明した。
ユニット9とアドビ・クリエイティブ・マインド(右)
Vフェスティバルのオンラインゲーム(残念なことに今はもうオフラインだが)のために作られた物理的エンジンのデモンストレーションでユニット9は締めくくろうとしている。このエンジンは「ディスカバー・カードElf」でも使われている。
グラフィティ・リサーチ・ラボとは、グラフィティアートとハイテクの融合であり、彼らはこれを「ギーク(変人、おたくの意)グラフィティ」と呼ぶ。
G.R.L.とセオドア・ワトソン
グラフィティの複写のリサーチとアメリカの政府へのロボット関係の仕事(信じられないかもしれないが事実である)のバックグラウンドと共に、「オープン・ソース」という集合的で都会的なスペースを形作り、メッセージを独特の方法で伝えている。
おそらく、あの素晴らしいグラフィティツール「L.A.S.E.R.」によるビデオか画像は誰でも見たことがあるだろう。セオドア・ワトソンは、G.R.Lに参加しオープン・フレームワークス・ライブラリーを使いこのツールを進歩させた。
L.A.S.E.R.は長距離レーザーライトの源を引き込むソフトウェアを使い、巨大なビルに仮のグラフィティスタイルのメッセージを残すことができるのだ。
「THROWIES」もまた有名なプロジェクトのひとつであり、小さいマグネット式のバッテリーのついた赤いライトがどの金属の面にくっつくのである。この光は3日間続くため、大きな広告キャンペーンや、金属面へのプリントなどに完璧な手段といえるだろう。G.R.L. で開発された物は全てオープン・ソースかハウトゥーになっている。誰にでも使えるいろいろな手段をオープン・ラボは提案している。
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