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POTIPOTI(ポチポチ)

PEOPLEText: Julio Cesar Palacio

ファッションに関するイベントを通じて、ものすごく特別なもの、啓蒙してくれるものが見つかることがある。2006年夏のブレッド&バターのショーにてナンド、シルビア、そして彼らのPOTIPOTI(ポチポチ)という素晴らしいブランドを知ることとなった。

ナンドとシルビアはサラマンカの美術学校で知り合った。彼らは一緒に仕事をするようになり、そしてマドリードに移ることにした。パーティ用の映像を作ったり、いろいろなイベントに参加したりという短い期間の後、最終的にベルリンに飛ぶこととなった。彼らは2001年からそこを本拠地としている。

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2003年、彼らはグラフィックデザインブランドのポチポチを立ち上げた。それからこの若いスペイン人イラストレーターはベルリナー・クラモッテン、エル・エゴ・デ・パサレラ・シベレス、ブレッド&バター、シルクロ・デ・バラス・アルテス・デ・マドリード、フェスティバル・ヌエボス・クレアドレス…と枚挙にいとまがないが、作品を発表し続けている。

ストリートカルチャーからインスピレーションを得て、彼らは車(マツダロードスターMX5)や靴(アディダスのアディカラー)をもカスタムし、そしてあのピクトプラズマ・キャラクター・ウォークで発表された、彼ら独自のおもちゃのような空間を作り上げたのである。

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ポチポチは「タトゥー・アイコンズ・ヴィクショナリー3」や「グラフィックス・アライブ」といったような本で見ることができる。他、WAD、NEO2、テンデンシャス、バイス、リープリング、DPマガジン、dxiマガジン、Hマガジンなどといった沢山のファッション誌で特集されている。

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ポチポチの服はウサギ、鳥、オオカミといったような小さい生き物のグラフィックを基本としている。これはおとぎ話や、子供のころの夢に影響を受けており、そして甘み、ちょっとしたアイロニーを取り入れているようである。こういった甘みのあるアイロニーは彼らの新しいコレクションで見ることができる。モデルは青みがかった灰色で、プリントが全面に施された服に身を包み、頭にはニットキャップをかぶり、鋭いナイフや斧を手に持っている。音楽もまたポチポチにとっては創造の源泉として非常に重要である。そのため、欠くことのできない要素として、ハナヨによる生演奏とともに新しいコレクションは披露された。

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他に言えることとしては、ポチポチは国民的名誉を受けるに値するような、また国際的な成功を勝ち取ったのである。もしも彼らの幻想的な空間を自分の目で見たいならば、ベルリンにポチポチのショップがあるので行ってみるといい。

また、彼らの作品はデンマーク、日本、オーストリア、スイス、イタリア、ロシア、ドイツなどのどこかの店で、そして最も大事なところではバルセロナので見ることができるだろう。最近、彼らはバルセロナの中心部にあるコミテに他の5組の若く素晴らしいデザイナーのビンゴ、セシリア・ソレンセン、エレナ・マルティン、ケパサフリア、ピア・カイラとともに新しい店を開いた。

最後、ポチポチに関するニュースとして、彼らは有名なメガネのブランドのコンテストで一位をとった。というわけでポチポチによるメガネがデザインされることだろう。彼らの勢いは止まらない。

POTIPOTI GRAPHIC FASHION
住所:34 Oderbergerstr., 10435 Berlin
TEL:+49 30 2033 9804
info@potipoti.com
http://www.potipoti.com

Text: Julio Cesar Palacio
Translation: Yuhei Kikuchi

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