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DOTMOV2006 レポート

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DOTMOV映像作品は、仙台と大阪でも上映された。札幌SOSO以外での同時上映は、今年初めての試みである。


仙台の会場、ダイナミックな建築構造で都市に圧倒的な存在感を示すせんだいメディアテークは、仙台市の美術や映像文化の活動拠点であり、すべての人がさまざまなメディアを通じて自由に情報のやりとりを行えるようお手伝いする公共施設。様々なイベントや活動が行われており、目的に応じたフロアで様々な人々が行き交う。DOTMOVの上映は、1階のウィンドウ越し、7階の映像音響ライブラリーなどにて。

常時作品が上映されている他、選出作品、特別プログラムがそれぞれ収録されたDVDも貸し出しされており、個人的にじっくりと楽しむことができるという、他会場とはまた違うスタンスが採用されていた。特にこの会場では、PCのキーボードタイピングによって音楽演奏ができるインタラクティブ作品「Code」が大きなモニターで展示されており、説明書を見ながら黙々と文字を打ち込み、音と映像を成長させている人の姿が印象的。ちなみにこの「Code」はダウンロードし、ウェブ上で体験することもできる。

大阪の会場、digmeout。大阪のラジオ局FM802のアートプロジェクトdigmeoutが運営する、24時間営業のギャラリーカフェでもDOTMOV作品が上映された。digmeoutもまたDOTMOVと目的を同じくして、未知なる才能の発掘と作品紹介を積極的に行っている。

4度目の開催を終えて今更ながら、DOTMOVとはなにか。今年は上映会場が増えたことにより、これらの作品群は、クリエイター層に限らず、これまでよりさらに幅広い年齢層の目に触れることになった。特に3台のモニターによって通行人も足を止めるウィンドウ展示もされていたせんだいメディアテークでは、実際に作品を隈無く見た後『これは一体何ですか?』と問う人に多く会う。この『これは一体何ですか?』が、DOTMOVの要ではと思う。

多くの映像が世の中にあふれる中、何にも所属しない独創的な「これは何か」が未だにさらに新しい形で生み続けられていること。その形が世界中からこうして集まること。そのことを能動的に知ること、見ることができること、刺激をうけることができる機会にスタンス。音はもちろんのこと、インタラクティブな要素、ファッションやその他パフォーマンスなど、スクリーン上にとどまらない映像表現コラボの可能性。2004年度はIdNから選出作品を収録した「DOTMOV DVD」が発売されていたり、2005年度のBEAMS Tによる「DOTMOV Tシャツ」など、特に毎年定められていない自由な企画もまた特徴の1つと言えよう。

DOTMOVとは、クリエイター、作品、イベント、形態、意志、全てに対して『自由な表現』であり、これからも是非「これは何か」と問い続けられる『未知なる才能』に出会える所であって欲しいと思うのだ。今後さらに多くの場所で同時に体感できればすばらしいし、また同時上映のみならず、これが続くことによって今はまだ予想だにできない表現の偶発に出会える気がしてならない。

DOTMOV 2006
札幌 SOSO CAFE
会期:2006年11月1日〜30日 11:00〜21:00
住所:札幌市中央区南1西13三誠ビル1F
TEL:011-280-2270

仙台 sendai mediatheque
会期:2006年11月1日〜30日 10:00〜20:00
住所:宮城県仙台市青葉区春日町2-1
TEL:022-713-4483

大阪 digmeout Art & Diner
会期:2006年11月8日〜28日 Open 24 Hours
住所:大阪府大阪市中央区西心斎橋2-9-32 アメリカ村・アローホテルB1F
TEL:06-6213-1007

Text and Photos: Yurie Hatano

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