スケルツォ 公演2006

HAPPENING


札幌の街はもうコートを着て歩きたい。これから年末にかけてイベントの多い季節になってる。シフトの読者には、イベントの企画に関係している人も多いと思う。僕も仕事のほとんどは編集なんだけど、時々、イベントの企画も行う。イベントには編集とは違うおもしろさがあって、楽しみもあり悩みどころもある。

頭を悩ますひとつとして、シリーズでやっていく場合、前回との違いを出していく点。イベントはシンプルにやろうと思っても、手間暇のかかるものである。時間と労力を使って前回同じことをするのおもしろくない。観客に対しても良いことだとは思わない。でも、シリーズである以上、コンセプトは同じ、でも切り口は違う。これが理想。お客さんに、『まさに〜なんだけど新鮮でおもしろい』と思わせるのは大成功だと思う。マンネリを回避する工夫、が重要なのだ。

日常のなにげない光景を視点を変えて映像を制作。それに、ナレーションや時にはパフォーマンスを加えて、ステージにてユーモアのある表現にしている、加賀城匡貴の「スケルツォ」。彼は、先にあげた回を重ねるごとの自分の公演の「新鮮さ」というのをつねに意識してきたアーチストだと思う。1999年よりの初公演以来、オリジナリティの高い映像とパフォーマンスを取り入れたステージに、元外務相官僚との共演、アドベンチャースキーヤーのヴィデオ制作、2005年の全国ツアーではNHK教育「ピタゴラスイッチ」監修・佐藤雅彦氏の映画「KINO」との2本立て公演、そして最近10月はじめに市内の小学校で児童と共にオリジナルのヴィデオ制作を行った。実にレンジの広い活動だけど、常に「スケルツォ」のコンセプトを守りながら、観客に新鮮な驚きを提供している。あくまでもコンセプトを生かしたまま、お客さんをアッといわせる活動を行っている。


SOULTAGE RECOEDS / PEDLLER

今月10日の最新公演ではゼップ札幌という約2000人規模の会場でおこなう。彼によれば、この会場でを選んだのも今回の公演の重要なコンセプトだという。『スケルツォを知っている人だけではなく、いろいろなお客さんに来て欲しい。だから、たくさんお客さんの入る会場を選びました。公演前の宣伝活動から今回のスケルツォはスタートしています』と話してくれた。
ステージではイギリスのバンド、ベイカーブラザーズとの共演となる。兄・ダンと弟・リチャードのベイカー兄弟、クリス・ペドリーからなるジャズ・ファンクバンド。70年代雰囲気を彼らの音楽は、その年代の心にヒットするものであり、またクラブ・ミュージック世代にも新鮮な気分にさせる魅力を持っている。世代を選ばない音楽を聴かせてくれるだろう。新作アルバム「BAKERS DOZEN」がヒットし、今回の公演ではロンドン・クラブジャズ界の女性ヴォーカリスト、バネッサ・フリーマンも参加している。

全体的なステージセットは、SOSO CAFEの内装も手がけた、市内在住の建築家赤坂真一郎がおこない、メンバーの機材を置く台などのインテリアを原ななえ(あぐら家具企画)が行っている。また、今回の見所は、それまでスケルツォのオリジナル・サウンドトラックを作ってきた実弟である加賀城史典が今回は9人のメンバーを率いて、「生演奏」のサウンドトラックをステージで聴かせてくれるのも、見逃せないところ。そして、今回の僕が編集発行しているフリーペーパー「マグネット」では、今回のスケルツォ公演のパンフレット的内容で特集しています。今回の公演は、スケルツォのファンには、「今度はどんなのだろう?」、はじめての人には「今までみたことのない!」イベントがあなたを待っているだろう。11月10日(金)夜のゼップ札幌にて。

スケルツォ・ゼンザリング・フォー・ザ・ベイカーブラザーズ

一部:スケルツォ公演 2006
ニ部:ザ・ベイカーブラザーズ・ジャパンツアー 2006
日時:2006年11月10日(金)開場18:30/開演19:30
会場:ゼップ・サッポロ(札幌市中央区南9西4)
料金:前売¥4000 (当日¥4500) 1ドリンク代(¥500)別途必要 オールスタンディング
チケット:ローソンチケット(Lコード18481) チケットぴあ(Pコード238907)
     4プラ・大丸・道新プレイガイド
www.scherzosketch.com

Text: Shinichi Ishikawa from Numero Deux

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