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ドークボット・サンフランシスコ

HAPPENINGText: Ammon Haggerty

次はシャロン・ライト。彼女は、アーサー・ガンソンの作品にも似た、人間の日常的な機能を増強させるための奇妙なマシンとツールを併せたものを制作した。彼女は自身の作品に電気が欠けていることにはっきりと気づいていたが、マシンとオペレーターの動的な関係を誰もが納得する形で表現した。


Shannon Wright

その作品は人間の経験を高めることを保証するマシンのとんでもない性質を示している。馬がゆっくりと円を描くように、回転しているギアが結局乗り手を振り落とそうとするブロンコ(北米西部産の半野生馬)のようにステージの上に乗る、ある独自のコンセプトに基づく。オペレーターがレバーを引くと木が分解され家になるという作品もある。レバーを離すと、木は家から抜け、元の状態に戻る。


Shannon Wright

最後はマイケル・レインによるプレゼンテーション。彼は、ライフポート(スペース・エレベーターを始めて考案した会社)の設立者だ。宇宙用のエレベーターにはいくつかの重大な改善点があることが明らかになっている一方で、マイケルの楽観主義は静止軌道にある私の老人ホームの絵を描いた。


LiftPort drawing of the space anchor (looking back at earth)

エレベーターのコンセプトには、ナノチューブリボンの巨大なスプールを宇宙に向けて発射し、ぶら下がった先を地上に下ろすことが必要だった。 先端に向かって、ロボットは、その線を補強するために60マイルの高い塔を登る。 計画は論理的思考のまさしくその基礎に矛盾するように思える。長さ60マイルのリボンがそこにただあるだけ、地球と宇宙の間の半分の距離を信じがたいほど奇妙に感じる。

Dorkbot San Francisco
会期:2006年6月14日〜7月15日
会場:Rx Gallery
住所:132 Eddy Street, San Francisco, CA 94102
https://www.rxgallery.com

Text: Ammon Haggerty
Translation: Miwako Nakazawa
Photos: Ammon Haggerty

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