ロボットパフォーマンス、折り紙、「CLAMP」によるマンガ講座、指圧マッサージ。この日の午後のイベントのほんの一例である。どこに行くか選ぶのも困難。プログラムの中には荒井晴彦氏による講義「もう1人の映像作家理論〜日本映画は監督だけに存在するわけではない!」が含まれていた。
荒井晴彦氏は日本で最も有名な脚本家の1人であり、映画雑誌「映画芸術」などの出版者でもある。講義の中で彼は、日本の映画界が制限してきた監督中心的な観点について異論を唱え、それによって妨げられて来た映画製作や全世界のマスターに一瞥を与えた。
夜は再びパーティーに!イギリスのパンクロックバンド「ミカ・ボム」がフェスティバルのカフェに登場した。「ミカ・ボム」はニューヨーク・パンク、ガレージロック、モータウンやジャパニーズ・パンクロックにラモーンズも取り込んだミックスサウンドを披露した。この4人の日本人ガールズ達は、彼女達が現在住んでいるロンドンに、完全なるインサイダーチップとしてトレードされている。
「ミカ・ボム」がパフォーマンスを終えた後もパーティーは続き、かのフランクフルトDJチーム「Les Yper Sound」が、朝を迎えるまで最高の時間を提供した。このDJセットを締め、みんなを送り出したのは、「ハナヨ」をフィーチャーした「コンソール」による日本国歌だった。
フェスティバルセンターの地下にてカラオケパーティが行われた後、ベルリンのDJヒトによるJポップ・フェスティバル・パーティが行われた。2年のブレイクを経て、ヒトがフランクフルトに帰って来たのだ! ヒトは、ついにチャーミングなサウンドで、全てのパーティーゲストを魅了した。
日本出身の彼女は、1999年よりベルリンでDJを行っている。ソロとしての他、DJケンタスティックと組んだ「BANZAI KIDS」としても、様々なクラブで活動している。彼女はいつもダンスミュージック、ハウス、Jポップ、ヒップホップで「ニッポン・コネクション」全ての人を踊らせてしまう。

フェスティバル最終日には「ニッポン・シネマ・アワード」の最終授賞式が行われた。「ニッポン・シネマ・アワード2006」に輝いたのは、星護監督による「笑いの大学」。セカンド賞には村上正典監督の「電車男」、サード賞には高橋伴明監督の「火火」が選ばれた。今年の「ニッポン・シネマ・アワード」には初めて2000ユーロの賞金が与えられた。

フェスティバルは日曜の夜に終わりを迎えた。誰もが幸せな気持ちになり、また疲れ果て、たくさんの新しくて興味深い刺激に満たされていた。しかし実はまだ終わりではない。「ニッポン・コネクション・オン・ツアー」と称したフェスティバルプログラムの一部は、この後ライプチヒ、バルセロナ、ベルリン、アムステルダム、アイントホーフェン、ハーグ、ロッテルダムとを来月の間に巡回する。その上、ヨーロッパに留まらず、アメリカでのツアーも予定されているのだ。あなたの近くで開催される「ニッポン・コネクション」を是非チェックしてみて!
ニッポンコネクション 2006
会期:2006年4月19日〜23日
会場:Festival Center, Filmtheater Valentin, Literaturhaus Frankfurt
http://www.nipponconnection.de
Text and photos: Catrin Altenbreandt from Pixelgarten
Translation: Yurie Hatano
SHIFTがフィーチャーしている2004年、2005年度の「ニッポン・コネクション」の記事もお楽しみください。