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DING DONG!(ディンドン)アート・フェスティバル 2006

HAPPENINGText: Ayako Yamamoto

このあたりで、白い光を放ち一際目立っているのが開発好明の発泡スチロールでできた作品だ。発泡スチロールは竹串でつなぎ合わされている。電気製品を買ったあとに、何か別のことに使えそうな気がして取って置くが、結局かさばるので捨ててしまう発泡スチロールが、輝いているのを見て思わずため息。


Yoshiaki Kaihatu

オープニングの時に、狭い入り口に人が押し寄せ、ゆがんでしまったのもいい味と、そのままになっている。


Thomas Markus Schumann

トーマス・マルクス・シューマンのオリジナルの滑り台はループしていて滑りきることができない。彼は、『滑れない滑り台をつくりたかったんだ。でも滑っているところをイメージできるでしょ。』とにっこり。


F18 Institute

F18インスティテュートの作品は「部屋」である。写真ではわからないが、この部屋、自動で戸棚や引き出しがばたんばたんと開閉し、ランプがついたり消えたり、テーブルの上のコップの中のスプーンがいきなりぐるぐる回ったりする。キッチンの水道からは水が突然流れ、掃除機のスイッチも突然入る。まるでポルダーガイストだ。しかしこの場にあることで、最近テレビで見たドイツのホームセンターのコマーシャル『何でも自動じゃつまらない』というキャッチコピーを思いだした。

この他にもひとつひとつ作品を見て、時には触って体験をしていると、さすがに足が疲れてくる。会場マップをみながらソファーマークに向かう。

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