リーチ・プロジェクト

HAPPENING


札幌には、コミニュティFMというものがある。これは、札幌市の各区にひとつ開設することが許可されたFM局。この局の存在理由としては、災害時における連絡を区民に伝えるメディアとしての役割らしい。普段は一般的な番組が用意されている。特徴といえば、区に設置されていることで、とてもローカルで、区民参加型の番組も多い。電波の範囲は設置区の受信を想定したものだが、札幌市のかなりの部分をカヴァーしている局も多く、インターネット配信行い道外から聴くことも可能な局もある。

札幌市西区のコミニュティFM「三角山放送局」の番組「トウキョウトラッシュ」。平日の夜に、アートやカルチャーのトークを中心とした内容。日替わりで、さまざまなパーソナリティが登場する。その中で、月に一度、映像制作や「モ’エレメント」の企画を行っている 石田勝也(beat image)がパーソナリティを担当する回に、僕は3年ほど、レギュラーとして出演させてもらった。内容は、アートの話題から世代論といったものまで、自由にトークをしつつ、曲を流して、最後に札幌のイベント情報を流すという構成。今回、番組の改編となり、最終回となった。そこで、スペシャルな回にしてみることして、最近の新たなレギュラーの桃田百合若と共にReachというプロジェクトの関係者を呼ぶことしてみた。

Reach」とは、札幌でデザイン、音楽、イラスト、映像などさまざまな表現を行っているアーティストが、外国の学校、ギャラリー、クラブなどで、自分たちの作品のエキシビションをおこない、「札幌と海外」のアートやクリエイティブをダイレクトなコミニュケーションと、関係性を作っていくプロジェクト。Reachの最大の特徴は、単なる文化交流で終わらせるのではなくて、ビジネスを視野にいれた企画であるということだと思う。現地では、学生から、クリエイティヴ関連の企業も集まり、アートの紹介であり、同時にビジネスのプレゼンテーションの場になっている。1回目は2004年、ニューヨーク、ロンド ン、ドイツの3カ国3都市で開催。 計200名以上の観客を動員。本年度は韓国、シンガポールの2カ国2都市で開催された。

本日、スタジオにはリーチの参加者である、aerostitch
(トータルテクノレーベル)、MAX CORE ROOM PROJECT(ショートフィルム)、tamas(キャラクターコンテンツ)、Regraphy (グラフィックデザイン)、りゅうく(イラスト)のうちRegraphyを除く、5人の関係者が集合し、スタジオ入りした。

本番組のオンエア時間、tamasの玉手みどりが、フィンランドの北部ロヴァニエミ市のIT関連の施設「サンタテクノロジーパーク」にて、Reachの追加的なイベントが行われ、その様子をSkypeを使用して番組中に実況を行った。現地と何回かメッセージのやりとりを行い、こちらのスタジオの様子をデジカメで撮影して、ネットで送り、現地でもこちら様子が紹介された。こういったことが、個人の手持ちの機材で、可能になったのは素晴らしいことだと思う。Reachのような生のコミニュケーションを重視した、ネット・テクノロジーの活用というのは良い方向性だと思う。Reachは今後も続く予定である。そして、僕も4月より新しい形で三角山放送局に出演させてもらう予定なので、ともどもよろしくおねがいします。

Text: Shinichi Ishikawa from Numero Deux

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