エクスペリメンタ・デザイン 2005
HAPPENINGText: Valdemar Lamego
現代の住居スペースについて批評するプロジェクトは、12の建築の提案を集め、現代のポルトガルの家族の習慣を適合させながら、住居に関するあらゆる見地を改善する。同時に、過去数十年におけるポルトガルの経済や文化の変化にも反映している。このプロジェクトの目的は、住居がライフスタイルや習慣をサポートするもの以上であるということを実践することにある。
Casa Portuguesa
4人の先任デザイナー、マーティン・ルイズ・デ・アズア、フェレナンド・ブリジオ、アルバーロ・ソブリオ、アントニオ・シルベイラのもと、ポルトガルとスペインの12の大学からプロダクトデザインやコミュニケーションデザインの生徒40人が、集中的なワークショップに参加した。今年のEXDのテーマ「S*Cool Iberica」と共に、才能を鍛え上げ、ポルトガルと国際施設間の関係を発展させる目的で行われた。
S*Cool Iberica
これは、クラフトの方法を取り入れたコンテンポラリーデザインを取り上げたエッセイ。工業化やデジタルデザインの標準化に対抗し、個性やアイデンティティの感覚を取り戻そうとするデザイナー達に向けられている。独創性の欠けた大量生産とは対称的に、デザインの対象は、その範囲やユニークで確立された特徴を拡大している。どれもユニークで、手づくりのような細かな違いがあり、クリエイターをも反映している。
My World, New Crafts
最新のポルトガルの工業やコミュニケーションデザインの概要は、ダシアノ・コスタ、シーザ・ヴィエイラ、ミゲル・ヴィエイラ・バプティスタ、ソウト・モウラ、R2デザイン、RMAC、マリオ・フェリシアーノ、ジョージ・レイスなど、80人のデザイナーの作品を披露した。また、国際的な認識を広げるポルトガルデザインの新しいエネルギーがイラストに描かれた。
Miguel Branco, Krukurva
この展覧会は、現代のポルトガルデザインを分析する。ポルトガルの工業デザインの歴史は、比較的浅い。また、コミュニケーションデザイン、政治、経済、テクノロジーの話題についても、1975年に国際シーンに追い付こうと独裁政治を克服してから、やっと力を延ばしてきたばかりだ。
他の様々な分野と同様に、デザインシーンからリスボンに卓越した形をもたらした、ステファン・サグマイスター、ルディ・ヴァンダーランズ(エミグレ)、レニー・ラマーカース、マッシミリアーノ・フクサス、エドゥアルド・ソウト・デ・モウラ、フィリップ・スタルクが、彼らの作品やコンテンポラリーカルチャーにおけるデザインの効果について語った。
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