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ジョシー・サイクス

PEOPLEText: Ania Markham

ジョシーは専攻であった写真に依然として情熱を感じていたのだが、彼女はインタラクション・デザインの方を勉強し始めた。偶然にもデジタル・レタッチでほかのコースを受けて、結局ジョシーは自分の天職が、初恋の人でもある「写真」だと分かり、追い求めることにした。

写真家の撮影助手、そしてレタッチ・スタジオでスキャン・オペレータとして活躍したのち、彼女は仲間のイギリス人の男性と素晴しくクリエイティブなコンビを組んだ。彼らは多様な経験を元に、レタッチとインタラクティビティといった要素を組み合わせ、大きな効果を生み出した。が、ちょうど昨年の九月に、彼らは解散することになった。『私たちが別々に仕事をしようと決めた背景には、何か恐ろしい問題があった、というようなことなんてないわ。何か新しいものがほしいと互いにそう思っただけよ、ただそれだけ。』とジョシーは言う。

近年、彼女は写真業界で自分の名前を確立させることに努めている。オランダではすでに彼女の名はよく知られている。彼女は最近代理人に依頼してロンドンやニューヨークで評判を広めている。彼女の作品の大部分は論説的なものであり、英国の出版社でより足場を広げることを切望している。幸運にも、ジョシーは非常にこのことを楽しんでいる。『多くの私の作品には映画的な品質が備わっていて、私が大学時代に学んだようなテーマに由来しているの。そして論説的なプロジェクトにはもってこいなの。論説はまた私のほしいままに自由をくれるのよ。』

ジョシーはまた音楽の広告写真の方面へもその活動を広げようと強く望んでいる。音楽は彼女のもうひとつの情熱であり、また、しばしば特定のポートレートをつくり、そして彼女のキャリア上、ごく自然な方向性として、それらを音楽業界に配給している。だが、これらの新たなプランは彼女をアムステルダムから連れ去るのだろうか?『まさか。私はここにいるつもりだわ。私はここで素晴らしい日々を送っているの。実に素晴らしい生活をね。一体どうしてここを離れるというのかしら?』。実に分別のある言葉である。

Text: Ania Markham
Translation: Yuhei Kikuchi
Photos: Courtesy of Josie Sykes

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