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ニッポン・コネクション 2005

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今回SHIFTは、「ニッポンカルチャー」セクションの1つとして、キュレーションという形でこのニッポンコネクションに参加することとなった。会場となったのは「ムーゾントゥム」というアートギャラリー。メイン会場から地下鉄で数駅のところにある。マクサロット企画の壁紙の中から、稲葉英樹新矢千里太公良の3名の壁紙とそれぞれの作品、ソーソーで展示会を行ったワビサビの作品、そして今回実際に来場し、ライブドローイングのパフォーマンスを行ったリュウ・トモアキの作品を展示した。


オープニングから一日が経ち、ちょうどメイン会場にて三池崇史監督の「IZO」(チケット即完売で見れない客が続出した作品の一つ)が上映されていた頃、ムーゾントゥムではSHIFTエキシビションのための独立したオープニングパーティが開かれた。メイン会場から離れているにもかかわらず、集まってくれた人の多さは、設営スタッフみんなの笑顔を導く。展示スペースには、バーカウンターやDJブースが隣接しており、前日にもメイン会場で活躍していたDJハーロックが会場を包んだ。

驚くべきは、そのパーティーの傍らで、何時間も休むこと無く描き続けたリュウ・トモアキ。まるで空から降りてきた何かがリュウ氏の腕を伝って現れているかのような独特のデザインが、約10メートルもの長さの紙に描かれた。パーティスペースの賑やかさとは対照的に、展示スペースでは彼らの集中力が生み出す研ぎ澄まされた空気がいつまでも保たれていたのだった。

トモアキ・リュウを初めとして、SHIFTがキュレーションするアーティストのグラフィック作品には、ニッポンコネクションのテーマであるかのような“ニッポン的な強い象徴”は特にない。来場者の1人に、書道のような手法はなぜ使わないのか?と尋ねられた時、異国の地で認識されている(もしくは異国の地に受け入れられる)日本のカルチャーというのは、もしかしたらまだものすごく狭いのではないだろうか、と感じさせられた。着物、書道、三味線、白塗り、侍、刀、ともちろん伝統的な文化はそのまま今も日本で大切にされている。しかし、それらの要素を用いて“現代風”にアレンジされたテイストのものが新鋭と呼ばれ一時的に流行ったのは、10年以上前の事だ。外国に紹介される“最新の日本”は、なかなかそこから抜け出さないのであろうことは、このフェスティバル全体から、そして5日間を通して言葉を交わした来場者から伝わってきた気がする。確かにとてもわかりやすく、盛り上がりやすい。ただ、そこから日本の“今”を感じるのはとても難しいことではないだろうか。

SHIFT展示会のオープニング翌日(フェスティバル3日目)からは、メイン会場の一角でリュウ氏のもう一つのパフォーマンスがスタートした。壁一面に貼られたキャンバスに勢い良く描かれていく「End Show」という言葉が入ったその絵は、フェスティバル終了日にて完成となることが見込まれていた。途中でどういうわけか、誰でも着色に参加できるというスタイルに変更になり、仕上がりはリュウ氏の作品ということにはならなかったが、『みんなが楽しんでくれればそれが嬉しい』という彼の柔軟な言葉と共に、その作品は多くの視線を集めることとなった。準備期間から、SHIFT展示会の全てにおいて、先頭に立ってきたカトリンも、キュートな笑顔で着色に参加。彼女は昨年のニッポンコネクションにも参加したドイツ、オフェンバッハ在住のデザイナーであり、シフトカレンダーコンペティションでも入賞を果たしている。

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