U 50,000

HAPPENING


アートな表現というのは僕達身の回りにあふれていて、それはデザインという形で体験することが多い。例えば、それはクルマのデザインだったり、携帯のデザインだったりする。では、アートをいつも「感じ」ているかというと、そういう実体感は少ないのではないだろうか。アートという表現が僕たちの生活を構成していくアイテムの中に埋め込まれれば埋め込まれるほど、逆に「埋もれて」しまっているような感じる。ピュアなアートというのは体験するというのは逆に少ない。特に現代美術の市場に馴染みのある人のほうが少数だろう。アートが難しいから、ということになる。でも、そんなに難しく考える必要はないのではないだろうか。

新しい携帯電話に交換するような感覚で、新しい車を選ぶような感覚で現代美術作品を「買う」ことは間違ってはいないし、失礼なことでもない。自分の「いいなぁ」と思うのをセレクトすればいいのだ。深く考える必要はない、「この作品は自分の部屋のあれば気分が良いだろうなぁ」と思ったら買ってしまっていいのだ。情報過多、モノがあふれる現代社会で、心を安定ささせ、リフィレッシュさせてくれる純粋なアートの作品存在は今後ますます重要になっていくと僕は考えている。では、そんな現代美術作品をどこで買えるのか、というとこれが意外と難しい。販売をおこなっているギャラリーには、足を運ぶというのはなかなか馴染みもないことだろうと思う。でも、興味はあるという人に札幌で今月、気軽にチエックできる「買うことのできる」エキシビションを紹介しよう。

地下鉄の西28丁目を降りて5分ほど歩いたところ、そのあたりのちよっとハイソな住宅街に中にある CAI(現代芸術研究所)は札幌で唯一の、また全国的にも珍しい現代美術を中心として、ギャラリー、スクール、その他アーティステックな事業を専門的におこなっているアート施設である。そこで、今回「自分のためにアートを買いたい」−U 50,000−」という企画がおこなわれる。これは、ベテランの作家と若い作家の作品を「5万円以下」というリーズナブルな価格で提供するという、「売る」ということを目的でおこなうエキシビションだ。「売られる」ということは「買える」ということであり、通常のエキシビションよりプラスアルファな魅力を持っている。

出品作家 (五十音順、敬称略)
荒井善則、赤坂真一郎、浅野美英子、阿部ナナ、伊藤ひろ子、大井恵子、大澤幕・利恵、大滝憲ニ、 岡崎真哉、樫見菜々子、上遠野敏、狩野立子、カンバラミドリ、吉川貫一、 國松明日香、黒田晃弘、合田尚美、小山淳、斎藤周、サイトウユキエ、佐々木徹、椎名勇仁、ジャマニ、 白戸麻衣、杉野公亮、鈴木涼子、清治拓真、高幹雄、高木佳奈子、 高橋喜代史、谷川よしみ、武田浩志、千葉有造、徳田直之、中尾峰、真砂雅喜、松居勝敏、門馬よ宇子、 矢崎勝美、 吉住弘之

U 50,000「自分のためにアートを買いたい」
期間:2003年9月6日(土)〜9月27日(土)
開館時間:午前11時〜午後7時
休館時間:9月9日(日)14(日)15(月・祝)
会場:CAI現代芸術研究所
住所:札幌市中央区北1条西28丁目2-5

Text: Shinichi Ishikawa from Numero Deux

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