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「バックジャンプス」展

HAPPENINGText: Paul Snowden

16年前にフランスからニューヨークに移住。移民でもありグラフィティ・アーティストでもあることを常に胸の中で噛み締めながら制作した作品は、多くの人に受け入れられた。ストリートのインスピレーションが強く感じられる作品だからこそ、見た後では、ストリートに対する気持ちが大きく変化するだろう。また全体的に、スピリチュアルなレベルで制作されているのも、彼の作品の特徴。実に魅力的かつ、素晴らしい人物だ。

「バックジャンプス:ザ・ライブ号」展のサイトがないのが、唯一の残念な点。しかし、盛り沢山な情報とステッカーがついた、カタログスタイルのかっこいい冊子があるので、そちらをチェックしていただきたい。僕の友人でもあるアイケ・メニジンが、ベルリンのストリートシーンについてまとめたサイトを作っているので、もしよければこちらもチェックを。

「バックジャンプス:ザ・ライブ号」展は、本当に興味深く見応えたっぷりの展覧会。大勢の人たちが、ひとつのことに夢中になるだけではなく、グラフィティこそ、ストリートにとっては、本当の意味でのホームなんだな、と感じることができる試みだ。

参加者:77(ベルリン)、エイケイ&アダムス(パリ)、アキム&ザスト・ワン(ベルリン)、アッシュ/BBC(コペンハーゲン)、バンクシー(ロンドン)、ボブス・ユア・アンクル(コペンハーゲン)、ケイクス(プラハ)、デルタC(アムステルダム)、ブラッド・ダウニー&ダリアス・ジョーンズ(ニューヨーク)、イロジー(アイントホーフェン)、フリークス・ギャラリー(コペンハーゲン)、フスクミットナフン(コペンハーゲン)、ジェイ1(パリ)、ジェローエン・ジョンゲリーン(コペンハーゲン)、ロキス(パリ)、ロスト・アート(サン・パウロ)、マシーン(アムステルダム)、メイソンアンチ(ベルリン)、マウラー・ユナイテッド・アーキテクツ(アイントホーフェン)、ノマド&ミス・リエル(ベルリン)、ナグ&パイク(ストックホルム)、オベイ(ロサンジェルス)、オクロック(パリ)、PHOS4(ベルリン)、ピップス:ラブ(アムステルダム)、スキ(ニューヨーク、パリ)、ストレイト・アップ(コペンハーゲン)、スウーン(ニューヨーク)、アーバン・アート・インフォ(ベルリン)、WKインタラクト(ニューヨーク)、ゼッズ(レイデン)他。

BackJumps – The Live Issue
会期:2003年8月23日〜10月5日
会場:Kunstraum Kreuzberg/Bethanien
住所:2 Mariannenplatz, 10997 Berlin
TEL:+49 (0)30 2588 4155
http://www.backjumps.org

Text: Paul Snowden
Translation: Sachiko Kurashina
Photos: Paul Snowden

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