OFFFフェスティバル 2003

HAPPENINGText: Maria Paz Pedreros, Daniel Ramirez

ライアン・カーソンがゲストとして参加したBD4Dの講演では、クリエイティブ・ファイト・クラブについての話を紹介。アプリケーションやその他のソフトに適応する、常にベストな作品を作り上げてきた経験談を語ってくれた。今回の講演では、特にスペイン(バルセロナ)で活動するデザイナー集団を交えた場面が多く、その誰もがBD4Dの目玉的存在でもある「スリー・ミニッツ・マッドネス」に参加したことのあるメンバーたちがこの講演に参加した。

SIXISのリンダ・カゾーラとセルジーは、こう語ってくれた。『BD4Dでは、3分間の合成可能なモーショングラフィックを制作しました。まず作品を作り始める前に、以前から作り溜めしておいた作品数点に手を加え、それを3D、フォトショップ、アフターエフェクトなどに組み込みました。音楽もSIXISの自作です。』

Innothna presentation

イノスナは、彼らのゲーム「インソニック」の最新版を発表。前回のアート・フューチュラで、ベスト・ビデオ・ゲーム部門のプレイステーション賞を受賞した時に比べると、大きな進歩が見られる作品へと仕上がっていた。彼らのサイトでは、このゲームのテスト版が公開されているので、こちらもチェックを。

イノスナのジュリオが作品を説明してくれた。『インソニックでは、インタラクティブな体験を楽しめることができます。ビデオゲーム、音楽、デザイン、それにエレクトロニック・アートのちょうど中間点に位置するような作品です。今回のフェスティバルの中で僕が一番気に入っているのは、ランダムメディアが制作した“フライ”という作品。すごくシンプルでエレガント。みんなが気軽に3Dアニメーションに親しめるところがいいと思います。』

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