ノキアは今回のフェスティバルをサポートしたスポンサーの一つ。ノキアを通じて、デザイナーやメディア・デベロッパーが、フラッシュのアプリケーションを利用して、携帯電話の新しい機能を開発することを促した。また、そういった開発の中で最も秀でた作品には、ノキア賞が特別に授与された。そのノキア賞に輝いたのは、フラッシュ・アニメーションで「TITAN」という作品を制作した、アルゼンチンのドュ・ドュ・ラボ。彼らは、バルセロナのイノスナのコントリビューターでもあるグループだ。

Nokia section

ディーゼルは昨年、ホームスポンサーとしてこのフェスティバルに参加。今年はノキアとの協賛でOFFFを支えた。これからの活躍が期待できるクリエイターに贈られるディーゼル賞の昨年の受賞者は、受賞後彼に起こった様々な出来事を紹介。その受賞を活かしてイタリアに移住し、ディーゼル・グループといくつかのプロジェクトをこなし、同社のクリエイティブ・チームのメンバーにまで昇りつめたサクセスストーリーを語ってくれた。また、今年のディーゼル賞のプレゼンターはもちろんこの人物。今年も彼のような、才能溢れる人物が発掘されたのだ。

Diesel Laboratory

このフェスティバルの中でも、面白くもあり、興味深かったのが、アーティストの作品が紹介されている展覧会会場。AZ2-LABが制作したのは、英雄主義をテーマにしたデジタル・アニメーション。現在の国際政治社会や戦争における英雄主義を表現した作品だ。「フライ」は、ランダム・メディアが制作した作品。アームと羽を自分で動かしながら、３Ｄ上でバーチャル的な飛行機を作るというもの。

Computer game made by ADVERSATIVE & UNA CHINA EN MI ZAPATO, called “SUPER HERO QUEST” as a response for this year’s festival main theme.

ナンド・コスタは、独自のバスルーム・パフォーマンスを発表。一方ランダム・スタジオは「INODOROS」というテクノロジーにおけるちょっとダーティーな体験を発表した。