セミ・パーマネント 2003
HAPPENINGText: Nicola Stumpo
カンファレンスのトップを飾ったのは、ワンナインのマット・オーエンスとリー・マイセンヘイマー。ポスター作品からミュージック・ビデオ作品まで、様々なプロジェクトを紹介。ジョークも随所に飛び交い、とてもおもしろいパフォーマンスだった。僕が驚いたのは、彼らの作品の質の高さだけではなく、彼らの色使いの幅広さだ。マットは、最新のボリュームワンのプレビューを、そしてリーは、デストロイ・ロック・シティからの作品を発表した。
次に登場したのは、レボリューション。デザイナー集団である彼らが紹介したのは、エンターテイメントやファッション、ユース・カルチャーを扱うクライアント用に制作した、バラエティ豊かな作品だ。どれもこれも、興味深いプロジェクトばかりだった。
個人的なことになるのだが、僕はかなり長い間、K10Kってどんな人たちなんだろう?」と想像を膨らませていた。そして今回、このカンファレンスで僕は遂に彼らと対面することができた。とてもフレンドリーなK10Kのメンバーは、スライドを使ってプレゼンを展開。彼らの最新プロジェクトである、キューバ・カウンシルのサイト制作の様子を、笑いが止まらない程おもしろく紹介してくれた。
123KLANのシェーンとクロールは、ロック・ミュージックに合わせて作品を紹介。それだけで会場はあたたまり、笑い声にあふれたものになった。特にシェーンは、舞台をところ狭しと走り回りながら作品を発表。常に素晴らしいスタイルと、最適な色が使われているのが、彼の作品の特徴だ。フォースキンとのコラボレーション作品の紹介では、紹介している最中にその作品が売却されるというハプニングもあった。
次に登場したのは、デジタル・プロダクション・カンパニーのアニマル・ロジック。ビデオ作品から見受けることができたイメージや効果は、かなり質の高いものばかり。どのようにあのような素晴らしい作品を完成させたのか、僕はきっと何年かかかっても理解できないだろうと思う程、本当に驚くべく作品だった。
この日の僕の出番は一番最後。その後僕達は、全員揃ってカジノへと出かけた。今回絶好調だったのは、マットとジェームズ。彼らと戦うこと自体、無謀な挑戦だったと思う。
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