CAD

PEOPLE


建築を専攻した同じ大学の仲間同士が作ったクリエティブグループ、その名はPROJECT CAD。卒業後、多くの学生と同様に会社に就職したメンバーは、オフや夜、時間をみつけてクラブなどでマックで製作したオリジナル映像を流すイベントをオーガナイズするようになる。それを続けているうちに、他のクラブイベントでもゲストとしてVJ活動を行うようになり、札幌での石野卓球、田中フミヤなどをフィーチャーしたパーティにVJとして参加することになる。

やがて、メンバーの何人かは会社を辞め、PROJECT CADとして映像製作やウェブデザインで収入を得る方向に進んでいく。そんな時、ちようどいいタイミングで昨年、札幌市が運営を開始した豊平区にあるデジタル・コンテンツクリエイター支援のための施設、インタークロス・クリエイティヴ・センターが、入居者を募集。審査をパスし彼らはネット回線の揃ったオフィスをその施設内に構えることになり、彼らの活動の拠点になった。

ちなみにこの施設では昨年TOMATOのワークショップが行われた。さらに、PROJECT CADは、CAD(COOLARCHIDESIGN)という名前で法人として登録。そして、現在に至っている。

僕は彼らとは、活動初期の時から知っており、自分がプロデュースしている札幌のカルチャー情報サイトNUMERO DEUXでも取材を行った。それ以来、いろいろ会う機会は多い。

彼らについてユニークだと思うのは、知り合って現在までに、いわば当初は友達同士の趣味のようなレベルでやっていた活動から、会社組織として活動するようになった現在まで、その基本的なスタンスは変わっていない。それは、常に彼らは職業的な技術者ではなくアーティストだからだと思う。だから、いつも話しをしていて面白い。ビジネスという部分を意識せざるをえない現在の状況でも彼らは、理想というのを語り続けているのがいい。良い意味で素人臭さがあるのだ。彼らは技術を語るより、アートを語るのが好きだ。そして、より楽しくカルチャーを盛り上げていく方法論を模索している。そのために、彼らは会社組織なった現在でも、コンテンポラリーダンスや、現代音楽のためにビジュアルを製作をするという他のアーティストとのコラボレーションや、アーティスト支援のイベント企画、地域FM局でのカルチャー番組の担当など、ビジネス的な部分では必ずしもメリット高くはないワークも積極的に引き受ける。その変わらない元気のいいアーティスト気質が、札幌をもっとホットな場所にしてくれるのではないだろうか。

彼らが具体的にどのような活動をしてきたかは、その全容は100ページ以上にも及ぶという彼らのサイトをチエックしてみて欲しい。トップページの下の方には、彼らの行った活動へのリンクバナーがあり、それらは日々更新され続けている。札幌が「寒い」のを嘆いてもしょうがない。この都市の温度をあげるのは、実は僕たちの役割だと思う。

CAD (COOLARCHIDESIGN)
info@coolarchi.co.jp
http://coolarchi.co.jp

Text: Shinichi Ishikawa from Numero Deux

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