「フォーム・フォローズ・フィクション」展

HAPPENINGText: Ilaria Ventriglia


Mariko Mori, “Pure Land”, 1996-98, Glass with photo interlayer, 305 x 610 x 2.2 cm © Mariko Mori

森万里子は、宗教的な女神がマイクロチップでできた着物を着用し、漫画のヒロインのように浮かんでいる作品を発表。村上隆は作品の題材に日本の漫画やビデオゲームを扱っている。


Olafur Eliasson, “Your Strange Certainty Still Kept”, 1996 © Olafur Eliasson

オラファー・エリアソンは、芸術の世界で現実の自然現象の再現に興味を持っている。彼はストロボライトのリズムを伴う人工的な雨を再現した作品を発表した。ストロボライトの作用により、水がほんの数秒間空中で止まって見え、見るものに無重力空間にいるような印象を与える。

フランツ・アッカーマンも自然環境を題材にしているが、今回は地図を使用してメンタルマップ、彼の旅を想起させる抽象的な作品を発表。抽象絵画を使用したマシュー・リッチーは、理論物理学、分析システム、ビッグバンを組み合わせた宇宙を作りだした。Franz Ackermann, Untitled (Call Yourself City), 1999 © Franz Ackermann


Chris Ofili, “No Woman No Cry”, 1998, Oil paint, acrylic paint, graphite, polyester resin, printed paper, glitter, map pins and elephant dung on canvas, 243.8 × 182.8 × 5.1 cm, Courtesy Victoria Miro, London © Chris Ofili

1998年のターナー賞を受賞したロンドン在住のナイジェリア人アーティスト、クリス・オフィリは黒人について語るが、それを神聖なアイコン、ヒップホップスタイルの色の濃いキッチュな肖像画に変えている。アメリカ人アーティスト、ジョン・カリンは、絵画を通して代替世界を再現する今日の執着を描く。

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