加えて、インタラクティブのためにビデオスクリーン、ディスプレイケース、模型、看板などの場が用意された。ここに選ばれた展示品は、デザインコミュニティーで働いている人たちにとっては、おそらくお馴染みのものだろう。しかし、出品者と国際的なオーディエンスのあいだで交わされ続ける言葉にインスピレーションを与える、刺激的な体験をトピックに取り上げたこの展覧会は、単純に通り過ぎて行く感情を呼び覚ますだろう。

展覧会のオープニングを記念して、ヨーク公爵殿下が出席した。ニューヨーク市長のルドルフ・ジュリアーニ氏にナイトの称号を与えるといった前日の公務から解放されて、殿下はイギリスのデザイナーに案内されて展覧会を個人的に回って楽しんだ。ニューヨーク市警察、州兵、シークレットサービスが、目に見える随所に立ち、厳戒な警備体制が敷かれた。

この展覧会は、アメリカとカナダを2001年、2002年と廻り、アジアやUKでも2003年に開催予定が組まれている。

UK with NY: Great Expectations
会期：2001年10月14日〜28日
会場：Vanderbilt Hall, Grand Central Terminal
住所：42nd Street at Park Avenue, New York
https://www.ukwithny.com