伊藤桂司 VS 生意気

HAPPENINGText: Andrew Thomas

どのようなインスピレーションを受けましたか?また、この展覧会での意図はどのようなものですか?

生意気:インスピレーションは、私達が台無しにする場所や空間ですね。動物と彼らが今日の世界で担う役割によって、繰り返して止まない悩み。それと、最近のヨーロッパツアーで描いてきたスケッチブック。不幸。
ここで意図したのは、独自の論理に従ってコラボレーションのプロセスはなされるべきだという考えを確かなものにするという事です。そうすることで、面白くて好奇心をそそられるような作品を生み出し、コラボレーターとオーディエンスの両方を驚かせる事になるのです。よく、絵を描くという活動はある意味で音楽と結び付けられますよね(得に即興では)。

伊藤桂司:動物とフルーツと音楽、ドローイングとインプロヴィゼーション、突発性と偶然性が、僕たちのインスピレーション。会場でのテープ・ドローイングは、それ以外のなにものでもない。

様々なメディアで活躍していらっしゃいますが、創作の自由とあなた方のアートプロジェクトについてコメントをお願いします。

生意気:創作の自由というのは、自分自身に与えるものだと思います。自分達の楽しみに吹き込む事ができる、沢山のもの(ナンセンスかな?)。それで、私達の生活がより有意義なものになるでしょう。

伊藤桂司:モノを創ることは、呼吸したり、食べたり、眠ったりすることと同じ。モノを創ることで、身体と脳と魂のバランスをうまくとっているのだろうと思う。

現在行っているプロジェクトや今後の予定について教えて下さい。

生意気:ユニットバス・ライブとDVD。奇妙な2002年着物パフォーマンス。パルコで開催予定の「テクニック・アンド・ピクニック」。ヤマハ、「生意気サブマリノ」。ニューメディアのリソースを必要とする人達(僕ら)の図書館。それから、エコシステムに関するものを何かするかもしれません。

伊藤桂司:新しい作品集「SUPER CASSETTE SOUNDS」の出版と展覧会。パルコ・スクエア7でのバーサス展など。他にも何かあったけど忘れた。

最後に何かメッセージあればお願いします。

コマンド+オプション+コントロール&エスケープ。

VERSUS 02: Keiji Ito vs. Namaiki
会期:2001年8月20日〜9月1日
会場:DEPOT
住所:東京都目黒区上目黒2-43-6
TEL:03-5773-5502
https://www.namaiki.com

Text: Andrew Thomas
Translation: Naoko Ikeno
Photos: Andrew Thomas

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