ロビン&ルシアン・デイ

PEOPLEText: Karl and Yasmeen

通常デザイナーの作品を購入するとなると、銀行強盗でもしなければならない程の金がかかるが、ハビタでの20世紀クラシックセールでは、デイ夫妻のデザインに投資することができた。ハビタでは、現代の伝説的デザイナーとコラボレーションを行い、元のデザインとは少し違ったものにはなるが、そう高くない価格でデザイナーの作品を提供している。ハビタがデイ夫妻の作品を扱うきっかけとなったのは、その制作プロセスに対する理解からだった。


Onetree chair, Robin Day, Ercol, 2001, Photo: Robert Walker © Robin and Lucienne Day Foundation

今日のデザイナーはコンピュータースクリーンの前で大半の時間を費やすが、デイ夫妻の作品は、より実践的なアプローチで制作される。様々なプリント地がいっぱい詰まったルシアンのスケッチブックを見れば、なぜ自分がこれ程までにコンピューターに依存しているのだろうと疑問に思わずにいられないだろう。彼等の成功は、そういった手作り感、特にルシアンの作品によるものだと言える。


Gouache design of VC10 aircraft interior, Robin Day, 1967 © Robin and Lucienne Day Foundation

僕達がロビン・デイのポリプロピレンの椅子を買ってから3ヶ月が経った。セールで各20ポンド引きで買ったその椅子は、今のところ快適だ。

デイ夫妻のようなキャリアと人生を経験することができればと思う。うらやましいとは思わないが、純粋に感心させられる。

Robin and Lucienne Day: Pioneers of Contemporary Design
会期:2001年2月8日(木)〜4月16日(月)
会場:Barbican Museum, Barbican Centre
住所:Silk St, Barbican, London EC2Y 8DS
TEL:+44 (0)20 7638 4141
https://www.barbican.org.uk

Text: Karl and Yasmeen
Translation: Mayumi Kaneko
Photos: Courtesy of Robin & Lucienne Day Foundation

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