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ロボデックス 2000

HAPPENINGText: Iyomasa Yoshikazu

今回の目玉の一つである、ホンダの新型ロボット「ASIMO」(写真左)。より進化した歩行技術を持ち、「P3」よりも小型軽量(全高120cm、重量43kg。ちなみにP-3は160cm、130kg)で人間の生活空間の中にとけ込めるように設計されている。より実用化に向けて開発が続けられていることが伺える。

AIBOと同じアーキテクチャを用いたソニーの2足歩行型ロボット「SDR-3X」(写真右)。全高50cmとASIMOより小型。ダンスを踊れるほどの運動能力を持つ。

バンダイのプログラマブル昆虫型ロボット「ワンダーボーグ」。ソフトウェア面だけでなく、ハードウェア的にも改造できるのがおもちゃメーカーらしい。

世界初の飼育するロボット、タカラの「アクアロイド」。水槽上部に取り付けられた蛍光灯と、本体に内蔵されている太陽電池によって半永久的に活動をするが、水垢などは大敵なのでこまめな手入れが必要。「何もしない」がコンセプトの新しいタイプのロボット。すでに市販されている。

当初の目標であった5万人をはるかに上回る入場者数。今回のイベントは開発者にとってはこの上ない励ましになったであろう。本当に多くの人々がパーソナル・ロボットに期待を寄せているのだ。ロボデックスは、これから毎年行われるらしい。人間とロボットの共存する社会。また未来が楽しみになってきた。

ロボデックス 2000
会期:2000年11月24日〜26日
会場:パシフィコ横浜
住所:神奈川県横浜市西区みなとみらい1-1-1
入場料:一般 1,000円、小中高生 500円
主催:ROBODEX実行委員会
http://www.robodex.org

Text: Iyomasa Yoshikazu

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