エイドリアン・ルナ

PEOPLEText: Mayumi Kaneko

様々なクライアントワークも手掛けていますが、どのように仕事の依頼がくるのですか?

最初にフリーランスの仕事を始めた時、大親友のリックがいろいろ教えてくれました。一緒にいろいろなカンパニーのウェブサイトを制作しました。しばらくして、プリントからウェブデザインへ移行する確信を得て、ロサンゼルスのフリーランスカンパニーでの仕事をスタートしました。いくつかクライアントを紹介してくれましたが、そこでは無意味なウェブサイトばかり手掛けていました。すごくつまらなかったです。その頃、VIR2Lの副社長のダグラス・フレデリックから声がかかり、外国に連れていってくれて、いろいろな人に紹介してくれました。彼にはすごく感謝しています。

今回、SHIFTのカバーデザインを制作していただいたのですが、何をイメージし、どのように制作したのですか?

僕は花のデザインをフラッシュにしたいとずっと考えていて、僕のサイトのイントロページのようなデザインを制作してほしいと言われた時に、僕のビジョンを世界中の人達とシェアする良い機会だと思い、このようなカバーデザインになりました。

カリフォルニア、ロサンゼルスのウェブ、マルチメディアデザインについてお聞きしたいと思います。
何か興味深い動きはありますか?

僕が仕事をしている会社は20代の若いニューメディアアーティスト達で構成されています。僕達は未来を担っていて、そのためにはフレッシュなビジョンが必要とされます。若ければ若いほどいいようです。ニューメディアとインターネットの発展のおかげで、22歳にしてE-NEXUSのシニアデザイナーという位置に付くことができました。15年前にはできなかったことでしょう。10年後には多分もう引退してるかもしれませんね。

ロサンゼルスで活動することについてどう考えていますか?

ロサンゼルス以上に混乱した場所はないでしょう。すごく混雑していて、空気も悪いし、騒音がうるさい場所です。でも僕はロサンゼルスが好きです。

日本についてはどう思いますか?

今すぐにでもファーストクラスに乗って日本に飛びたいです。いつか絶対行ってみたい場所です。

今興味のあることは何ですか?

写真です。早くデジタルカメラを買いたいです。今回のカバーには、ミノルタカメラに広角レンズとマクロフィルターキットを組み合わせて使いました。デジタル画像は一切使っていません。昔ながらのマクロキットを使って表現したいと考えていて、いい感じに仕上りました。

特にロサンゼルスには、素晴らしい視覚的財産が沢山手に入ります。例えば、今回のカバーで使用した花のイメージなどは、母なる大自然が僕達のために作り出してくれたものの一つに過ぎません。もっともっといろいろなものがありますから、探してみてください。

好きなビジュアル/グラフィックデザイナー/サイトを教えてください。

designgraphik.com : マイク・ヤングこそがデザイン。必要とされる方向で実験的な考えを押し進めている。

submethod.com and 6millionways.com: マイクが関わっているサイト。

insomnious.com : 僕達が居眠りしている間にもアントニーは眠らずに作業している。僕もINSOMNIOUS(不眠症)になりたい。

paradox.com and h73.com: マットは本当にかっこいい。柔軟な考えの持ち主で、僕達のコミュニティーをサポートしてくれている。

greyscale.net : ビジュアル面ですごく活動的なサイト。

endogenous.org : リックはピストルを持ち、それを使っている。どういう意味かはサイトをチェック。

最後に、今後の予定や、これからやっていきたいことなどを教えてください。

日々の生活を生きて行きます。妻アンバーと子供と共に、長く充実した人生を送っていきたいです。でも時と自然だけは予知できないので、その日が来るまで楽しく精一杯生きたいです。

今後やってみたいことは、今年の夏にフィジーに行って、ボディーボードを楽しみたいです。もちろん日本のみんなとも会ってみたいです。その時はランチでもご馳走してくださいね。

Text: Mayumi Kaneko

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